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2021/06/22 12:00
MEZZO”が尊すぎて、もはや何を書けばいいのか分かりません……(終了)
ということで皆様、『アイドリッシュセブン』という今とてもいい波に乗っている、爆イケ激エモ一度ハマったら抜け出せない通称劇薬ジャンルをご存じでしょうか。
アイドルというキラキラした題材を扱っているにも関わらず、あまりにもリアリティに満ち溢れた心理描写と複雑怪奇な人間関係やアイドル事情は、さながら洗練されたヒューマンドラマのよう。
数多のオタク達を突き落とし続けた、沼と言うには生ぬるい(褒めてる)まさに唯一無二のコンテンツです。
そして、「IDOLiSH7」のグループ内ユニットである「MEZZO”」がとてもエモい。「何が」と問われると「全てが」と答えざるを得ないのですが、本当にこの2人が最ッッッッ高なんです……。
というわけで今回はアニメ『アイドリッシュセブン』『アイドリッシュセブン Second BEAT!』に準拠して、2人の出会いから脳漿爆発必至の激エモ現在までのすったもんだを紹介していきたいと思います！
アイナナとMEZZO”に今後の人生を狂わされる覚悟のある方のみ、先にお進みください……。
◆目次◆
1．1人1記事費やしたい……あふれだす魅力
2．動き出す物語～MEZZO”結成まで～
3．似ているから分かりあえない、違うから分かりあえる――お互いの抱える問題について
4．お互いがお互いのブレーキでありエンジンである
5．エモさ100倍尊さ1000倍！MEZZO"の歌で心停止
まずは大前提！ 2人の魅力について、僭越ながらご紹介いたします。
↑カワイイオブザイヤーエロかわ部門大賞受賞四葉環くん
アイドリッシュセブン公式YouTubeより
【公式サイトプロフィールより】
天才肌の、脱力系キャラ。メンバーも知らない、ある目的のため芸能界入りした。
街角でファンに会ってもファンサービスしなかったり、なかなか約束事や時間を守らなかったりと、マイペースな個人主義者。
だが、プリンのためなら何でもする、一途な面も？
＊＊＊＊＊
はあ～～～～～～～～～可愛いねえ……。
第1話よりぶれないマイペースっぷりを発揮し、場をなごませる四葉環くん。
王様プリンが大好きで、クッションやスマホカバーを王様プリンでそろえるほどの溺愛っぷりです。出会った人に変な(かわいい)あだ名をつける癖があり、壮五くんのことは「そーちゃん」と呼んでいます(かわいい)。
自分に正直すぎる、自由なふるまいが周囲との衝突の原因になることもありますが、根っこの部分は素直のかわいい17歳の男の子。また優しくフレンドリーな一面もあり、末っ子みがあるのにお兄ちゃんみも感じさせます(尊い)。
恵まれた体型と圧巻のダンスパフォーマンス、あふれ出す色気に射抜かれたオタクは数知れず。まさに天才肌のエロかわ高校生！
しかしそのバックグラウンドは予想外に重く、アイドルを目指したのにもある目的が……。
↑カワイイオブザイヤーお上品部門大賞受賞逢坂壮五くん
アイドリッシュセブン公式YouTubより
【公式サイトプロフィールより】
まじめで優しい好青年。
責任感が強く、頭も良く、何事も優秀にこなすが、自分の個性を見いだせず、悩み、1人で抱え込んでしまうことがある。
普段は温厚な性格な反面、タガが外れると手に負えなくなることも……。
＊＊＊＊＊
はあ～～～～～～～～～可愛いねえ……。(誤植じゃないです)
常に周囲を気遣う姿勢と、誰が相手であっても変わらない優しい笑顔が素敵な20歳です。音楽が大好きで、オタク気質な面も。
何事もそつなくこなす几帳面な優等生タイプの男の子ですが、真面目すぎるがゆえに1人で全て抱え込み、悩んでしまうこともしばしば。もっと周りを頼ってくれと願わずにはいられません……。
また、その真面目っぷりが裏目に出て、周囲を驚かせるほど極端な行動に出ることも。本人としては真剣に思い悩んだ末の行動なのですが、周囲に命の危機を感じさせる目と言動には恐怖を飛び越えてある種の愛おしさを感じます……。
壮五くんの生い立ちにも少し事情があるようで……？
＊＊＊＊＊
魅力・性格・ふるまい……すべてが正反対の2人。交わらないはずだった2人の運命が大きく動きだすきっかけが、言うまでもなく「IDOLiSH7」の結成でした。
↑彼らこそ、小鳥遊事務所の命運を握る「懐石弁当(仮)」なのだった……
画像はTVアニメ『アイドリッシュセブン』公式サイトより(記念すべき1期1話)
謎の開幕ミニバスゲームとオーディションを乗り越えて結成された「IDOLiSH7」。
しかし、環くんと壮五くんの最初は、お互い良くも悪くも「同じグループのメンバー」。それ以下でもそれ以上でもなかったのです。
2人の会話が特別多いわけでもなく、たまに意見の衝突があるもののごく普通にチームメイトとして接していました。
↑勤務態度(？)をめぐって衝突する2人。(意外にも)数少ない絡みのひとつ
画像はTVアニメ『アイドリッシュセブン』公式サイトより(1期3話)
そんな2人の転機となったのが、雨の中行われた台場野外音楽堂での凱旋ライブ。TV中継も決まっている重要なライブだったのですが、なんとそのタイミングで機材トラブルが発生。
ファンに動揺が広がる中、雰囲気を変えたのは環くんによる即興ダンスパフォーマンス！そのまま壮五くんのソロにつないだことで、アクシデントが素晴らしい演出に早変わり。
環くんから壮五くんにバトンタッチするタイミングのハイタッチ、あまりにも最高だから1期6話を見てくれ……お願いだから……。
↑雨の中の凱旋ライブ、もうそれだけで感慨深い……でも本番はここからなんよ……
画像はTVアニメ『アイドリッシュセブン』公式サイトより(1期6話)
そしてこの部分がTV中継されたことで2人に注目が集まり、セットでの人気が高まったことがMEZZO”結成の遠因に。
そして大人の事情により、2人は本意ではないままにMEZZO”を結成・IDOLiSH7より先に2人でデビューすることになります……。
MEZZO”結成前後にも語り尽くせないいろいろがあるのですが、今回は2人の関係性に焦点を当てるということで泣く泣くカット致します……。
気になる方は本当にお願いなのでアニメ1期6～8話を見てくれ……後生だから……。
↑MEZZO"結成当初。もはや立ち位置的な意味での2人の距離感さえ勘ぐってしまう
画像はTVアニメ『アイドリッシュセブン』公式サイトより(1期10話)
そんなこんなで一足早くデビューを迎えたMEZZO”ですが、なかなかうまくいきません。
環は周りを気にして行動する壮五くんをあまり良く思っておらず、壮五くんも環くんの、非協力的で自分本位にも思える行動にやきもきしてしまいます。
あまりにもストレートに感情を表現する環くんと、自分の気持ちを飲み込んで1人で抱え込もうとする壮五くん。2人の極端に違うふるまいには、それぞれの生い立ちが関係していました。
幼い時に母親を亡くし、暴力をふるう父親から逃げるように妹と施設暮らしを始めた環くん。しかし、妹も養子にもらわれてしまい1人ぼっちに。
家族と離れ離れになってしまった環くんは、常に一番近くで自分を見守ってくれるはずの存在に恵まれない子供時代を過ごさざるを得ませんでした。
↑そーちゃんに音楽を教えてくれた叔父さん。しかし、お葬式でさえ否定的な声は止みませんでした
画像はTVアニメ『アイドリッシュセブン』公式サイトより(1期13話)
対して壮五くんは、大企業FSC(ファイブスターカンパニー)社長の1人息子。経営者になるべく、幼い頃から抑圧された日々を過ごしていました。唯一の息抜きは大好きな音楽で、音楽を教えてくれた叔父のことも壮五くんは大好きでした。
しかし両親や親戚たちは、音楽の道を選んだ叔父やそういった業界に対して嫌悪感をあらわにします。そんな環境に置かれた壮五くんは、次第に好き嫌いを表に出せなくなっていったのです。
(そもそもアイナナメンバー全員家族について難しい問題があることは置いておいて)家族について苦しんでいる点では似ているのに、境遇が正反対であるがゆえに同じ状況で取る行動が全く違う2人。そのすれ違いが、切なさをさらに加速させるのです。
例えば、1期4話でマネージャーから歌とダンス禁止令が出され、大好きなものを1か月近く制限せざるを得なくなってしまった時。
ずっと抑圧された生活を送っていた壮五くんは我慢に慣れていますが、環くんはマネージャーに禁止令終了を直談判しようとします。
「我慢しないと悪い奴みたいに見られる」という環くんのセリフと、「嫌なものは嫌だと言わないと好きじゃないんだろうって思われるのかも」という壮五くんのつぶやき……2人がこれまでどう生きてきたか、周囲の反応をどう見てきたかが分かって辛すぎませんか……。
↑「君を見てるよ」……「俺はそーちゃんに何すればいい」……(号泣)
画像はTVアニメ『アイドリッシュセブン』公式サイトより(2期8話)
そんな2人が一歩真実に近づいたのが、2期8話。
違い過ぎる振る舞いの原因が生い立ちにあったことに、壮五くんが気が付きます。環くんに向けての「君を見てるよ」という一言が、あまりにも環くん(とオタク)への救済すぎて自室がナイアガラの滝状態に……。
そんな壮五くんへの環くんの返し、「俺は何すればいい」がまた100点満点に尊い……。環くんも不器用なだけで、壮五くんに何かしてあげたい気持ちはずっとあるんだということを再確認できるセリフです。そんな環くんに任命されたのが、「壮五くんが悲しいとき泣く係」。
お互いずっと欠けていた部分を、それぞれが埋める約束をしたのです。尊い。
またこの場面、1期4話と2期8話で話しているシチュエーションが少し似ているのも対比になってい(る気がし)てとても良い……。オタクの考えすぎかもしれないけど……。
↑にぎやかなバカンス♥ の前にはちょっとした修羅場が……
画像はTVアニメ『アイドリッシュセブン』公式サイトより(1期9話)
時折極端な行動に出ることがある壮五くんですが、奇をてらっている訳ではないのです。だからこそ一度突っ走りだしたら止まらない怖さがあるのですが……。
意見の不一致があった時、不審者に環くんがケガを負わされた時(だいぶ軽症)、環くんを本当に怒らせてしまった時……。
包丁やめちゃくちゃ重そうな旧型のデスクトップパソコン、スクリュードライバーなど、およそ対人コミュニケーションの場面において使わないであろう道具を駆使する壮五くん。またある時は、ある事情から勘当された実家、FSCの名前を出してテレビ局に無茶ぶりをしたこともありました。
そしてその行動を起こした理由(エンジン)は、常に環くんなのです。
普段絶対しないであろう行動に走らせてしまうほど、環くんは壮五くんにとって魂でぶつかるべき存在なのかと思うと……。
一方環くんは、そのマイペースっぷりから普段は壮五くんが彼のブレーキの役割を担うことが多め。言葉遣いや5分前行動など、注意しすぎて環くんに「5分前行動が大好き」と思われるくらいマメに注意します。
↑「僕は5分前行動が大好きなんだ！」かわいいねえ
画像はTVアニメ『アイドリッシュセブン』公式サイトより(2期9話)
これは完璧に余談ですが、保護者並みの注意を受け続けて「そーちゃん5分前行動大好きじゃん」って思っちゃう環くんも「好きなわけないだろう！」って反論する壮五くんも可愛すぎんか……？
しかし、環くんが敬語を使えたり時間を守れたりすると、壮五くんはそれはもう大げさなほどに褒めたたえます。そうして環くんは、徐々に自分の行いを見直すようになっていくのです……！
もちろん壮五くんだけでなく、メンバーやライバルたちの影響も大きいです。しかし、壮五くんに褒められた時の環くんの嬉しそうな表情といったら……！もう第2のオカンの気持ちで目頭を押さえてしまいます。
ボロ泣きものの大きな成長ですが、2期ではこの関係が裏目に出て大きな事件が勃発。
環くんの「認められたかった」という叫びが悲しすぎてタオル必須ですが、裏を返せば壮五くんの存在がそれほど原動力になっていたということ。
これだから環くん可愛いんじゃ……。
Amazonより
Amazon公式サイトより
↑とある撮影で沖縄に訪れたときの一コマ。平和だ……(フラグではない) |
担当記者：たまち |
