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韓国BLドラマ『The Eighth Sense(8番目の感覚)』視聴方法からロケ地まで魅力を徹底解説!

2023/05/19 20:00

今世紀一番のBL作品に出会った筆者が『The Eighth Sense(8番目の感覚)』について語る



BL作品と共に生き10年以上。

これまで様々な実写BLを見てきました筆者、ついに運命の一作に出会ってしまいました。


『The Eighth Sense(8番目の感覚)』

トラウマを抱える復学生と地方から上京してきた新入生。2人の関係にフォーカスしながらも、決して明るいとは限らない現代を生きる若者たちの不安をリアルに、また鮮やかに描いた本作品。

配信サイトRakuten TVでは韓国ドラマデイリーランキングNo.1を獲得し、また海外配信サイトVikiでは驚異の9.8/10(2023年5月現在)を記録。
中国の映画レビューサイト豆瓣でも高得点を記録し、現在話題沸騰中の新作韓国BLなんです……!!

ストーリー、演出、音楽、全てが心に刺さり、エピソードを増すごとに涙腺が崩壊した筆者。余韻から抜け出せず既に4週目に突入している筆者から今回、『The Eighth Sense(8番目の感覚)』とその魅力についてとことん皆様にご紹介していきたいと思います……!!!

「こんなにすばらしい作品と出会うことができるなんて、きっと前世で徳をつみまくったに違いない……。」そんなことを本気で思わせてくれる秀作。ぜひこの記事を読んで皆さまも鑑賞して頂ければと思います(涙)
それでは早速参りましょう~~~!!!
 

◆目次◆
1.作品情報
2.あらすじ
 
ストーリー
 登場人物
  トラウマがある復学生/ジェウォン
  上京したばかりの新入生/ジヒョン
3.作品の魅力
 補完し合う関係性:ジェウォンとジヒョンの感覚
 自由の憧憬、若者を取り巻く素直な感情たち
 タイトルに込められた思い:劇中に散りばめられたメタファー
4.出演者紹介
 イム・ジソプ(임지섭)
 オ・ジュンテク(오준택)
  出演経緯
5.音楽とロケ地
  ★盤浦漢江公園(반포한강공원)
  ★江原道の海(강원도 바다)

 

 


STORY
大学入学のため上京した‘ジヒョン’はソウル生活にどうもなれずにいる。そんなジヒョンに話をかけてくれた復学生(除隊してから大学に復帰した学生を示す)‘ジェウォン’。偶然がかさなりよく顔を合わせることになった二人はお互いに好奇心を感じる。ジヒョンは学校内でジェウォンが写っているポスターを見てジェウォンが所属しているサーフィンクラブに加入する。クラブ初の旅行で他の部員とすぐなじめないジヒョンの面倒をみてくれるジェウォンだが、そんな彼の態度が面白くない元彼女ウンジは明らかに自分を無視するジェウォンと喧嘩になる。

 

作品詳細
出演:イム・ジソブオ・ジュンテク
監督:ペク・イヌ/Werner du Plessis
脚本:ペク・イヌ/Werner du Plessis 
配信サイト:楽天TV
公式サイト:TwitterInstagramYouTube


 楽天TVで絶賛配信中!



ストーリー

 

地方からソウルに上京したばかりの大学新入生キム・ジヒョン。アルバイトしながら大学生活を送っている彼ですが、ソウルの街にも都会生活にもなかなかなじめないでいました。

ある日、いつものようにアルバイトをしていたジヒョンは、ルックス、成績、家柄、人望、全てが完璧な大学の先輩ソ・ジェウォンと出逢います。

 
 
 
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たびたび顔を合わせることになった二人は、出会う度互いに惹かれていくように……。
そんな中、ジヒョンは学校内でジェウォンが写っているサーフィン同好会”フリーバード(free birds)のポスターを見つけます。

新歓合宿に思い切って参加したものの、他の部員となかなか馴染めないジヒョン。その様子をみたジェウォンは、率先してジヒョンの面倒を見るのでした。

 
 
 
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しかし、そんなジェウォンの態度が面白くない元彼女のウンジは、徐々にジヒョンを敵対視するように。

一方、すべてにおいて恵まれているように見えていたジェウォンも、心に大きな不安を抱えていました。


登場人物

 

トラウマがある復学生/ジェウォン

 


過去にトラウマを抱える復学生。家柄も良く、ルックスも完璧な彼は大学の人気者。サーフィン同好会に所属しており、ウンジとは元恋人同士。

上京したばかりの新入生/ジヒョン

 


一方ジヒョンは、地方から上京したばかりの新入生。なかなか都会になじめずアルバイトをしながら大学生活を送っている。幼馴染のジュンピョと一緒に暮らしている。


『8番目の感覚』は、アジア文化圏ではなかなか語られないうつ病やトラウマを扱った作品。物語は精神カウンセラーとジェウォンの語りから始まります。

 
 
 
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ヴェルナー監督はインタビューで、水槽に閉じ込められた魚をシリーズ全体のメタファーとし、ジェウォンがトラウマに囚われている存在であるということを意味していると語っています。
この様々な場面に散りばめられたメタファーが、本作を鑑賞する上での大きなポイントになっているんです。


必ずしも明るくない、輝かしい青春の日々よりも、暗い若者の葛藤を描いた本作。『SKAM』を見たことある人ならば本作品の演出やセリフ量、背後にあるメッセージにある共通点を感じたので人も多いのではないでしょうか。

あっという間に視聴者を惹き込んでしまう壮大な世界観。その素晴らしい魅力について皆さまにご紹介していきます♪

 

補完し合う関係性:ジェウォンとジヒョンの感覚


まず注目すべきは、ジェウォンとジヒョンの美しい関係性。

何もかもが初めてで不慣れで異質な世界に、最初に手を差し伸べたのはジェウォンでした

「ヒョンが友達になってやる」と声をかけたジェウォン。
新歓合宿の移動バスで隣の席に座ってきたジェウォン。
音楽を共有し、サーウィンを教え、海辺のゲームで「好き」を言葉にし、そして初めてのキスをする。

 
 
 
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勇気を出しジェウォンのいる場所へ飛び込んできたジヒョンの心は、ジェウォンのリードでときめき、また救われることになるのです。


ジヒョンの視界いっぱいに広がるジェウォンの存在。たくさんのものを与えてくれる彼への愛情は日に日に増していきます。
その無邪気で真っ直ぐな愛は、ジェウォンの内側にある暗い闇を溶かすのに十分なほど。

***

同じ価値観を共有する関係もあれば、足りない部分を補完する関係もある。ジェウォンとジヒョンはこの無限に広がる感覚(8 sense)の中で、互いの心を支え合っていくと決めたのです。

 
 
 
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人見知りなジヒョンの中にある強い意志とそれに突き動かされる行動は、ジヒョンの殻を最も簡単に打ち破ります。

与えてくれたものを与え返すかのように。
ジェウォンを信じ続け彼に無償の愛を注ぎ続けるジヒョンの姿は、最高に尊くて愛おしいんです。

社会的地位や過去のトラウマなど、様々なしがらみに囚われ続けていたジェウォンは、ジヒョンの隣でようやく自由を望む権利を取り戻すのかもしれません。

 
 
 
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触れ合う手、交差する眼差し、欲を含んだ息、その全てが感覚となって視聴者に伝わってくる本作品。
どこか不安定で美しすぎる2人のやり取りに、少ない台詞とBGMが重なり最高のケミストリーが生まれているのです。
 

自由の憧憬、若者を取り巻く素直な感情たち

 
本作品は主人公二人だけの物語ではありません。

BLジャンルでたびたびタブー視されている元彼女の存在や、彼らを取り巻く人間全員が、若者らしい素直な感情を抱えながら自由への憧れを抱いている姿があるのです。

ジェウォンの元恋人/ウンジ

 

 
 
 
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ソウルという異質な世界を素晴らしいものへと変えてくれたジェウォン。ジヒョンにとっての憧れであった彼には、ウンジという元彼女がいました。

サークル内でもお似合いと言われていたカップル。ある出来事を契機に距離を置いていた二人であったが、本作ではジェウォンに依存する彼女の存在を強く、また非常に人間臭く描いています。

ジェウォンを自分のものにするために様々な手段をとる彼女は、彼に近づけば近づくほど強く感じるジヒョンという男の存在にひどく混乱していました。

合宿中、たくさんの人間がいる中でも一際目立ってしまうジェウォンとジヒョン。周りの声が聞こえなくなる中、二人だけの世界を外部から見つめる彼女の表情は、怒りや悲しみ、嫉妬など様々な感情が読み取れます。

自分の感情に手一杯で、愛する人の内側にある過去の不安に気づくことのできないウンジ。そんな彼女が自分なりに周りの人間と関っていく様子が、あまりに不器用と感じさせてしまうほどリアルに描かれていたのです。

 

ジヒョンの友達/ジュンピョ


小さい頃からジヒョンの友達であるジュンピョ。大学進学のタイミングに同じくソウルに上京してきた彼は、ソウルに馴染もうとするジヒョンを揶揄いながら都会での生活を送っていました。
本作ではそんな彼を特徴づける印象的なシーンがあります。ジヒョンの好きな人が、ジェウォンであるとジュンピョが気づいたシーンです。

非常に緊張感のあるシーンであったと、筆者は感じました。
ジヒョンの恋心に気づいたジュンピョが見せた表情から、ジュンピョの感情は何通りにも読み取ることが可能であったからです。

このシーンのもつ意味は本作のメッセージの一つであると感じます。現代を生きるマイノリティが抱える不安と若者の素直な感情が込められていたこのシーンは、本作におけるジュンピョという人間の役割がよく現れているシーンであした。ぜひ本編を通して見ていただきたい……!!

***

 
 
 
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地方出身であることにコンプレックスを抱え、都会の人々となれ合うことに対しあきらめを感じている大学生。
就職難という先の見えない不安に駆られ、自己を守るために他人を受け入れることができない大学生。
そして、踏みとどまっている彼らに手を差し伸べようとする大学生。

上記以外にも、ジヒョンの同好会の同期であるエリや同好会の部長ユンウォンなど、わずか10話という話数の中でそれぞれの生き方に十分にフォーカスが当てられていました。
キャラ一人一人に込められた社会へのメッセージが、物語にさらなる深みを増していたのです。

タイトルに込められた思い、劇中に散りばめられたメタファー


様々な人間の関わりの中で常に変容していく感覚や関係の可能性は無限大であり、社会に生きる人間全てにその変化を受け入れる価値があることを知る。


本作を担当したヴェルナー監督は、タイトルのeighth senseについてこのように語っていました。


数字の8を90度回転させると、無限大の記号に変わります。私たちはタイトルを通じて、8番目の感覚を指すのではなく、無限の感覚を表現したかったのです。友人や愛する人、嫌いな人など、すべての関係や人の感覚は無限であるという意味を込めました。つまり、他者とのコミュニケーションを通じて感じる感覚と、個人的に感じる感覚をタイトルから感じることができるよう意図しました。”


出所:DAZED KOREAより筆者機械翻訳


他にも、海全体を人生を貫くメタファーとしていたり、上述の水槽に閉じ来れられていた魚やジェウォンとウンジが二度目の別れを迎えた時の映像描写など、ヴェルナー監督とペク・イヌ監督のこだわり抜かれた映像やカットがここまで多くのファンを惹きつけた理由であると感じます。

とりわけ注目したいのが、サウンドトラックと音楽。
公式YouTubeでは、監督たちが作品のインスピレーションの源泉として参考にした曲や劇中での使用曲をまとめたプレイリストがあります。


スクリーンだけでは伝わり切ることのできない、主人公たちの奥深くにある感情。それを視聴者に伝えるための手段として使われている音楽は、あらゆる情景とリンクしています。
『8番目の感覚』の世界観を作り上げる重要な要素として、監督たちが丁寧に選曲されているのが伝わってきますね……♥

クオリティや衣装、サウンドトラックから美術まで。
細部まで込められた作品への想いが、最後の最後まで視聴者にダイレクトに伝わるあまりにも最高な作品なんです……!

***

本作の魅力はまだまだありますが、このように監督から演者まで、たくさんの人がそれぞれの想いを作品に込め、様々なこだわりを経て大切に作られた『8番目の感覚』。
視聴者の心を虜にするには十分すぎるストーリーが、本作品には込められているのです……!


続いて、出演者についてご紹介していきます♪

イム・ジソプ(임지섭)/1998.11.12

 

 
 
 
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完璧な先輩ジェウォンを演じたのは「恋愛革命」などで活躍する新人俳優イム・ジソブ。一見欠点のない完璧な人物に見えるが、実は心に傷を抱えていて、ジヒョンとの出逢いによってその弱さが表出していくなど、繊細な演技力が必要となる難しいキャラクター。その難役を繊細にそして見事に演じ切ったイム・ジソブの今後の活躍が期待される。

出所(「8番目の感覚」公式サイト | SPOエンタメ倶楽部 (cinemart.co.jp)

 
韓国ウェブドラマ『오늘도마음을다해』ではジソプ君の初々しい演技が見れますので、気になった方はぜひご覧になってくださいね♪
※日本語・英語字幕なし

オ・ジュンテク(오준택)/2001.1.27

 

 
 
 
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新入生ジヒョンを演じたのはこれが俳優デビュー作となるオ・ジュンテク。ジヒョンの初々しさを見事に体現したその演技に早くも注目が集まっている。

出所(「8番目の感覚」公式サイト | SPOエンタメ倶楽部 (cinemart.co.jp)

 
最高のケミを見せてくれた二人は、新人俳優として大注目のイム・ジソプとオ・ジュンテク。なんとオ・ジュンテクは今回がデビュー作……!
以前のIGライブでジュンテク君は演技を勉強するために『SKAM』や『Call Me by Your Name』を参考にしたと言っておりました。たくさん勉強されたことが伺えますね♥

そんな彼の初撮影は、なんとジョンウォンの釈明を懲戒委員会で行うあのシーン。物語の非常に重要なシーンですが、まさかあの演技が彼の初めての撮影だったなんて……!!ジェウォンとジヒョンの大切な掛け合いが見れる貴重なシーンですので、まだ視聴していない皆さまはぜひ、ここのシーンに注目してみてくださいね♪

出演経緯

 
配役について、ペク・イヌ監督はこのように語っています。


”ジヒョン役のジュンテク俳優は、カロスギル(江南エリアにある街)で偶然に見つけました。その時はコロナ禍であり、ジュンテク俳優はマスクを着用していましたが、一目で気に入りました。その場で直接キャスティングが行われたようです。そして、私たちは500人以上のオーディションを行いましたが、偶然にもジウォン役のジソブ俳優はジュンテク俳優のすぐ次の順番でした。5次オーディションまで続きましたが、その時点での1次オーディションでした。その場で二人を組み合わせてみたところ、相性が良かったですし、その後も5次オーディションまで行っても、二人のケミストリーを超える組み合わせはいませんでした。まるで運命のように迫ってきたようです。

出所:DAZED KOREAより筆者機械翻訳


あまりにも偶然で運命的すぎる出会い……(涙)
500人以上のオーディションを経て選ばれた2人。このエピソードの後に見る2人の写真があまりにも尊くて涙が止まりません。


撮影秘話までファンを泣かせにきている『8番目の感覚』、知れば知るほどその魅力に触れる事のできる本当に最高の作品なんです……!

 


最後に、『8番目の感覚(The Eighth Sense)』のトリコとなった『FreeBird(ファンダム名)』の皆さまに向けて、ロケ地をご紹介♪

 

★盤浦漢江公園(반포한강공원)

 
こちらは、ジヒョンが店長にオススメされたソウルの有名観光地として訪れ、またジウォンと夜2人で訪れた思い出の漢江公園。



出典:Visit Korea


夜のライトアップが非常にきれいで、橋から架かる月光レインボー噴水が有名な観光地です♥
夜に訪れ「ここでジェウォンとジヒョンが絵を描いたり、ラーメンを食べたり特別な夜をすごしていたなぁ……。」と作品に思いを馳せながら景色を眺めるもよし、昼に訪れ웨터 (wetter) の꼰대 (GGONDAE)を聞きながらジヒョンと同じ場所でソウルの街並みを眺めるもよし。


ファンなら絶対に訪れたいソウルの有名観光スポットですね♥

 

江原道の海(강원도 바다)

 
こちらは、FreeBirdの新刊合宿として訪れた東海岸エリアの江原道。


ジヒョンとジェウォンが初めてキスをしたエモすぎる海岸……。
ジヒョンの初めてのサーフィンを丁寧に指導するジェウォンのサークル活動シーンはもちろん、FreeBirdの部員が楽しくキャンプファイヤーをしたり、お酒を飲んだり、ゲームをしたり……。大学生の青春をこれでもかと詰め込んだ鮮やかな場面が目に浮かびますね♥
作品オリジナルソングのChasing Rainbowsを聞きながら、FreeBirdの一員になった気持ちで海を眺めたい……!!


他にも同好会のメンバーがお酒を飲んでいた弘大エリアやジヒョンのバイト先の삼미식당 (신촌점)など、『8番目の感覚』の世界観にどっぷり浸れるロケ地がたくさん!
渡韓した際には、ぜひ様々な撮影地を訪れてみてくださいね♪


***


いかかでしたでしょうか?
今回は『8番目の感覚』について皆様にご紹介していきました♪
まだまだ世の中にはたくさんの実写BL作品があるので、これからも沢山の作品をご紹介できればと思っております!
この記事を読んで気になった方、ぜひぜひ視聴してみてくださいね~~!!!



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