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【腐女子死語辞典】100の質問、キリ番、バトロワパロ…最近聞かないオタ語特集!

2022/11/17 18:00

懐かしいあの言葉、今の腐女子には通じないかも!?



以前ちるちるでは、801を知らない腐女子に関する記事を掲載しました。古の時代を知る筆者はもちろん、ユーザーの皆さまにもかなりの衝撃を与えたニュースだったかと思います。あの頃当たり前に使っていたワードが通じない……バカな……。そんな気持ちが思わず画面の向こうから聞こえてきそうですね。

というわけで今回「801」のように、今現在は死語になっている腐女子/オタク用語を探してみました。その名も腐女子の死語辞典! 全く聞かなくなった言葉から、モノによっては一部界隈でまだ使用されている言葉まで思いつく限りピックアップしちゃいました!! 「全部知っているわよ!」な方は懐かしい気持ちで、「何その単語……」な方はこれを機にぜひ覚えていってくださいね。それでは早速いってみましょう~!

◆索引◆
あ行...アクセス解析~
か行…カップリングなりきり100の質問~
さ行…砂を吐く~
た行…ダイヤルアップ接続~
な行…ネチケ~
は行…晴海・メッセ昭島~
ま行…魔法のiらんど~
や行…やおい~
ら行…ラミカ~
わ行…ヲイ~

 


■アクセス解析
現代語訳:ツイートアクティビティ
「今日は一体何人の人がうちのサイトにきてくれたのかな?」気になる訪問者数を端末ごとに解析してくれる優れたツール。手裏剣マークでお馴染み・忍者アクセス解析を利用している人が多かった印象です。現代は、Twitterなら「ツイートアクティビティ」から簡単に知ることができますね。なんて便利な時代。文明に感謝。

■あの数字/あの英字
個人サイトに入るための第一関門と言えばコレ。ひっそりコッソリが基本だったあの頃、まずはこれらの数字・英字を覚えるところから腐女子は始めましたね。親切なサイトだと、数字に関しては「煩悩の数を逆さから」なんてヒントを載せてくれていました。

■一棒一穴
好きになった相手だけにその身を捧げること。またその心持ちを指す。いわゆる「オンリーユー・フォーエバー」状態のこと。

■イラ交可
イラスト交換可能の略。ネットやSNSが存在しなかった頃、腐女子の交流手段は専ら文通でした。文通相手を募集するコーナーでこの文言をよく見かけました。今では当たり前のようにネットでファンイラストを見ることができますが、当時はこのような手段でイラストをゲットしていたんですよ!


■WEB拍手
現代語訳:♥、いいね、リツイート

個人サイトにて設置されたショートメッセージを送るツール。メッセージなしで押すこともできますし、感想や要望な簡単なメッセージを添えることも可。拍手すると、お礼のイラストやSSを見たり読んだりすることもできました! しかもそれが何パターンかある場合、とにかく拍手しまくるなんてことも(笑)。


現代ではTwitterの♥やいいねなどですぐに気持ちを送ることができますよね! ワンタッチで作者様への崇拝・敬意を示すことができるなんて……神の発明……。

■裏ページ
現代語訳:ふせったー、プライベッター

個人サイトにおいて、エロ・グロ・死ネタなど閲覧者を選ぶような作品を掲載する秘密ページ。サイト上のどこかに裏ページへのリンクが貼られているのですが、入り口を探すので一苦労することも……。ドラッグ反転、あやしい文字列をひたすらクリックなど地道な作業だったなぁ……。最終手段としてHTMLソースを開いた人は静かに手を挙げるように!!
現代ではふせったーやプライベッターを使って、もっと気軽にそういった作品に触れることができるようになりました。秘密感が無くなり少し寂しい気も……。

■SS
ショートストーリーの略。主に小説サイトにアップされた比較的短い同人小説を指します。メインのカップリング小説のほか、拍手のお礼やキリリクとして書かれることもあります。

■オエビ
類語…手ブロ・魔法のiらんど(詳しくは各項目参照)
現代語訳:pixiv

お絵かきBBSの略。BBSは電子掲示版のことで、イラストを投稿して交流できるタイプのものをオエビ、あるいはP-BBSと表現します。個人サイトでひっそり楽しんでいた創作を共有できる、大変ありがてぇ~~~~~文化でした。今ではpixivという圧倒的強者が君臨し、イラスト・小説ともに気軽に共有できるように! これぞ文明開化。

■お目汚し失礼しましたっ!
イラストや小説を投稿・掲載した際に使ったり、同人誌の後書きに使ったり汎用性が高い定型文。謙遜の態度を示したい時に使いますが、最後に「っ」を入れることがポイントですっ!


■カップリングなりきり100の質問
推しカプになりきって様々な質問に答えていきます。「お名前を教えてください」に始まり、「付き合ったきっかけは?」「ぶっちゃけどこまでした?」というBL要素強めなものも。大体受けが照れます。突然サイトの管理人やサークル主が登場することもありましたね。
例:受「あれはっ……白米(管理人)がそういうプレイ好きなだけで……///」

■キリ番/キリリク
キリのいい番号の略。個人サイトだと大体「あなたは○○人目の堕天使」といった訪問者数が表示されるのですが、100人・500人・1111人などキリのいい数字やゾロ目に当たった場合、管理人にリクエストをすることができます(キリリク)。「キリ番踏み逃げ禁止!」なんて書かれていたりもしましたね。

■グラデーション印刷
同人誌はもちろん、便箋やペーパーに使用された印刷方法。単色のほか、多色刷りの場合はレインボー印刷と呼ぶこともありました。


■小踊りして喜びます
古の腐女子が歓喜の気持ちを表わしたい時に使用した文言。小踊りって何だ……? 阿波踊り的なものを想像しちゃいますが、よくよく考えると謎すぎます(笑)
例:感想を頂けると、モニターの前で小踊りして喜びます!

個人通販・定額小為替
現代語訳:BOOTH・コンビニ決済

古の腐女子にはお馴染みのアレです(詳細はコチラを参照)。主に同人誌や同人グッズの購入に使用します。現代ではコンビニ決算やBOOTHが主流となり、とっても便利になりました(泣)。

■COMIC BOX ジュニア
腐女子御用達の漫画情報誌。即売会情報はもちろん、同人作品も普通の掲載されていました。非公式アンソロジーと同様に、うっかり手に取ったらBLだった!! なんて経験をした方もいるのでは?


■砂を吐く
攻めと受けのイチャイチャに遭遇した腐女子が、その気恥ずかしさから悶え吐く様を指す言葉です。なぜ砂なのか........。甘ったるくて砂糖を吐く、のたとえ表現です。

絨毯爆撃(じゅうたんばくげき)
ハマりたてのジャンルにおいて、自分の好みに合うサークルを探すために手当たり次第購入することを言います。「ジャンル買い」と似たような意味合いですが、そのジャンルに対する気合がより感じられます!

■June(じゅね)
サン出版(のちにマガジン・マガジン)から、1996年まで発行されていた男性同性愛をテーマにしたマンガや小説、情報が掲載されていた雑誌。JUNEと表記することも。


■ダイヤルアップ接続
現代語訳:モバイル通信

電話回線を使用してネットに接続する方法。「ピ~~~ヒョロヒョロヒョロ」という独特の接続音が懐かしい……。接続中は固定電話を使用できないため、タイミングを見計らうのが大変でした。また、繋いでいる時間ずーっと電話料金が発生するのでハチャメチャに高い電話料金の請求が来て親から怒られることもありましたね。
改めて思う……モバイル通信生まれてきてくれてありがとう~~!

■ダミーエンター
あの頃のサイトは入り口が厳重に隠されていました。簡単に入室させてくれないんですよ……。例えば、以下のように星印をひとつひとつクリックして探す場合、ほとんどがダミーでヤフーのトップページに飛ばされます(実際に作ってみたので、試しに遊んでみてください)



■手ブロ
手書きブログの略。手書きでブログ本文やコメントを投稿できるツール。イラストを描いて載せる人もたくさんいます。手書きだと文字にも個性が出て味がありますよね! 現在でも利用している方が一定数いらっしゃいます。

■同人便箋・同人封筒不可
古の同人グッズの代表、同人便箋&封筒。ババーンとBL絵が描かれているため、使用する際には注意が必要です。家族バレを防ぐ手段として「使用不可」の文言を入れます。


■○○同盟
同一のカップリング、キャラ、属性を愛する同志たちが集い、ネット上で交流をはかる場。サイトを運営している人はトップページに参加している同盟のバナーを貼って自身の傾向をアピールしたものです。同様のツールとして、サーチエンジン、ランキングなんてものもありました。同人作品をネット上で探したい時はまずサーチエンジンやランキングで検索するのが定番でした。

■毒吐きネットマナー
おそらく今よりもネットマナー(orネチケ)にうるさかった時代……。顔の見えない相手とどう接するべきなのか、ホームページに訪問した際の注意事項などの手ほどきをしてくれるサイトがたくさんありました。その中でも有名だったのがコチラ。少々強めの言葉で説明しているのが特徴で、ここから我々は多くのことを学びました。サイト自体はもう存在しないのですが、サイト内容をそのままコピーして公開しているサイトはあるようです(コチラ)

■同人サーチエンジン文化
個人サイト時代に、同人サイトを探すために存在していた文化。「A×B同盟」とか「〇〇受けサーチ」といったまとめサイトがありましたよね! ランキング形式で紹介しているので人気のサイトをすぐにチェックできてしまう便利さ。
ちなみにこれ、現代では何にあたるのでしょうか……? 思い当たる方、ぜひぜひ教えてください……。

■ドラッグ反転
おお、発見してしまいましたね(ニヤリ) ドラッグすると文字色が反転して、アラ不思議、文章が読めるじゃないの! おおっぴらにしたくない文章やネタバレ的なものを記載する時に使用しました。裏ページへの入り口を探す時もよくやったテクです。


■ネチケ
ネットエチケットの略。ネットマナーと同じ意味合いで使用。


■晴海・メッセ昭島
現代語訳:東京ビッグサイト

晴海はかつてのコミックマーケット会場で、1995年の冬コミまで開催されていました。メッセ昭島では、定期的に即売会が開催され、都心に出にくい東京市部の腐女子たちが多く集いました。こちらは2004年閉鎖。
現代では国内最大の国際展示場である東京ビッグサイトで開催されています。

■(爆)
文末につけるネットスラング。どういう時に使うかと聞かれると正直困りますね(爆) そのほか、(汗)(涙)(萌)など派生語も多数。

■パス請求制
現在もナマモノ(3次元)サイトで顕在のシステム。パスワードを管理人に請求しないと、閲覧できないため結構面倒だったり。クイズでパスが分かるタイプだと、大体は「例の数字」「キャラの誕生日」「身長差」などが多かったような……。


■花の名前
上記のクイズ制パスの定番! BLを表わす花の名前を英数字でどうぞ!!

■バトロワ
一時期社会現象にもなった小説『バトル・ロワイヤル』の略。派生作品として漫画や映画も登場し、多くの腐女子がバトロワパロと称した作品を世に残しました。確か映画はR15だったかで、筆者は友達の兄弟が購入したものを借りて観た記憶が……。

■ファンロード/ふぁいんどあうと
即売会への参加情報、文通相手の募集などオタ活に必要な情報がギュッと詰まった情報誌。住所氏名など個人情報が普通に記載されているところに時代を感じますねぇ……。

■プリントゴッコ
個人向けの印刷機。印刷会社に依頼をしなくても自宅でコピー本や同人便箋などが作れるというスゴイ道具です! たくさん刷っているうちにインクが混ざって謎色になるなんて経験、したことありませんか?

文通
類語…チャット・BBS・mixi
現代語訳:Twitter
同士を見つける手段。真心こもった手書き文通からチャットやBBS、mixiを経てTwitterに進化しました。ハッシュタグを駆使してつぶやけばすぐにお仲間が見つかる時代! いつの日もオタク仲間は一生の友です。

■ベーコンレタス
BLの別称。BLと言ってしまうと腐女子バレするので某ファストフード風に「ベーコンレタス」と表現して、一般人に擬態します。

■ペーパー配布
現代語訳:ネップリ

サークル参加者お馴染みのペーパー。通販情報や活動報告のツールとして使用されました。ネット環境がない時代は人力でペーパーを配布していたんですよ~! 現代ではネップリとして誰でも簡単に手に入れることができますよね。

■hotmail
オタク御用達のフリーメールアドレス。現在はYahoo!メールやGmailが一般的ですね。寧ろ最近だとメールアドレスを奥付に記載していないサークルさんもあるくらいですが。



■魔法のiらんど
みんな大好き魔法のiらんど! 携帯電話向けのホームページ作成サイトとして多くの腐女子が活用したはず。小説系のサイトの多くがココを使っていたように思います。同様のサービスを提供しているサイトとしてフォレストページなんかもありました。因みに生存確認のために調べてみたら、めちゃくちゃオシャレな感じに変わっていてオラびっくりしただよ……(コチラを参照)


■やおい
類語…薔薇・ベーコンレタス(ベーコンレタスの項目参照)

現代語訳:BL・腐

やおいもたくさんの変化を遂げています。薔薇は日常会話で使うことはあまりなく、ネット上で見る機会が多かったように思います! パスワードで「この世界を表す花をアルファベットで」みたいな(笑)。
ベーコンレタスは腐女子達の隠語ですよね! 学校ではこれを言えばバレずにすみました。現代ではBL・腐が主流となり使われるようになりましたが、今後も変化していくのか……!?

■←○○
現代語訳:(己の気持ち)

自分に対するツッコミを表現する際に使用していた記号。中学生の頃、「〇〇の持ってるアイスになりたいww←キモ」のような文章をよく書いていた気がします……。
現代では←が完全に消滅しましたね……。「アイスになりたい(IQ3)」「アイスになりたい(脳死)」のように気持ちをダイレクトに()にぶち込んでるイメージです。

■よろずサークル
現代語訳:雑食

特定のジャンルにこだわらずに活動しているサークル。よろずサークル、よろずサイトといった使い方をします。現代では「雑食」にあたる言葉でしょうか。


■ラミカ
ラミネートカードの略。自作イラストをラミネートフィルムでコーティングした同人グッズ。同人誌よりも単価が安いので、軽率にホイホイ購入してしまった記憶が……。使用目的? そんなものはない。

■乱文失礼いたしましたっ!
「お目汚し~」同様に、自身をへりくだる際に多用した定型句。「乱文乱筆失礼しましたっ!」バージョンもあり。筆者はよく訪問していたサイトの管理人さんにメッセージを送る時などによく使っていました。


■ヲイ
自分へツッコミを入れる時に使用します。(ヲイ)、(ヲイ、←ヲイなど様々なバージョンが存在。「ヲイ」の代わりに「コラ」など別の言葉にして使うことも可能です。便利ですね!


懐かしいあの時代…皆さまの古ワードも募集中!


いかがでしたか? 懐かしさとともに黒歴史までフラッシュバックしてきた筆者ですが、そのような過去があっての今があると信じて強く生きたいと思います(滝汗)。
これ以外にも筆者がうっかり忘れている死語がゴロゴロ存在するはずなので、お心当たりのある方は是非コメント欄にカキコしてくださいね。って、カキコも死語だ……(爆)。

で、ではではそろそろこの辺で! 乱文失礼いたしました~~~っ!!
 
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