【幸福度が爆上がり】中華ブロマンスの深すぎる沼『山河令』の魅力を徹底解説！

中国で数々の人気作を生み出しているブロマンス小説家Priest先生の小説『天涯客』を原作として制作された武侠ドラマ『山河令』。配信開始以来、中国で『陳情令』に匹敵する勢いで大絶賛されている超人気作です。そのあまりの人気ぶりから、『陳情令』に次ぐドラマ史上2番目となるライブコンサートまで開催されました！

〇視聴方法

本編36話については、优酷Youku公式アプリにて中国語字幕付きで無料で視聴が可能です。

さらに今後Amazon Prime Videoにて日本語版の配信が計画されているとの噂です！

 

また、オマケ映像1話、番外編と主題歌コンサート2日分については有料で視聴が可能になります。これらは

 

・YOUKU公式Youtubeで「Ultimate Fans Pass」というメンバーシップに登録する

（月額2,390円）

・优酷Youku公式アプリで課金する

（オマケ映像：120円、コンサート：1,220円×2日分）

 

のどちらかで視聴できます！

 

★オマケ映像、番外編のYOUKU公式Youtubeでの視聴はこちら！

★主題歌コンサートのYOUKU公式Youtubeでの視聴はこちら！

 

 

胡散臭いストーカー貴公子と無愛想な男前美人

 

主人公の温客行と周子舒を一言で表すなら、胡散臭いストーカー貴公子と無愛想な男前美人！

このツイートの画像の赤い衣を着ているのが温客行で、青い衣を着ているのが周子舒です。

 

温客行は絶世の美男でありながら、いつも二ヤ二ヤと笑って周子舒に付きまといい、行く先々で待ち伏せする熱烈なストーカー。何とか周子舒の変装の下に隠された美しい素顔を見ようとあれこれ言葉を重ねてひたすらに口説いてくる変人である一方、怪我を抱える周子舒を気遣ったりあざとく甘えてきたりする憎めない奴です。なんとその正体は残酷非道な怪人を率いる鬼谷の谷主で、周子舒と一部以外に対しては、鬼のように苛烈な視線で容赦なく殺していく恐ろしい男でもあります。

 

対して周子舒は温客行の怒涛の口説きにも呆れて睨みを返すだけでとことん無視する無愛想な男前美人！ 口数が少なくそっけないものの、押し付けられたも同然の少年を弟子に迎え、厳しいながらも面倒見がよく、離れて心細い思いをする弟子をわざわざ励ましに行ってやるなど、情に厚い男です。実はその正体は暗殺組織「天窓」の元首領であり、天窓を抜ける際に受けた酷刑の怪我で3年しか生きられない身でありながらも、その短い自由な人生を楽しむため、世の中を放浪しているのです。

 

ちなみに周子舒は物語冒頭で天窓の追手から逃れるため小汚い物乞いに変装しているにも関わらず、温客行はその下の美しい素顔を肩甲骨で見破ります。全く意味がわかりませんが温客行にはそういう特殊能力があるのです(笑)。
また2人とも非常に武術に秀でており、その高い戦闘能力でしょっちゅう小突き合いをしています(笑)。

 

こんな彼らを演じるのは、温客行役のTHE美形俳優・龔俊（ゴン・ジュン）と、周子舒役の凛々しいイケメン俳優・張哲瀚（チャン・ジャーハン）の2人です。共にビジュアルが完璧でさらに演技力も高く、息ぴったりな2人が演じる温客行と周子舒は、いつまでも眺めていたい素敵な2人組です♥

 

ストーカー、「知己」の座を手に入れる

周子舒をひたすらに口説いて素顔を見ようとするストーカー、温客行。

彼はなんと最終的に周子舒の「知己」の座を獲得します(笑)。

 

初めは呆れて温客行を相手にしない周子舒ですが、幾度も生死を共にするうちにだんだんと絆され、気を許すようになります。気が付いた時には2人は互いを知己と認め合い、相手が危機に陥るとすぐさま駆け付け、一方が死ぬなら自分も一緒に死のうとする、そんな深すぎる繋がりを持つようになります。

 

余命が3年であることを受け入れて身体を治療するつもりのなかった周子舒が治療を考え始めたのも、少しでも長く生きて温客行と共に過ごすためでした……。

 

息つく暇もなく地獄が続いた『陳情令』とは異なり、『山河令』では主人公2人が常に行動を共にして仲を深めていく様を描いてくれるので、視聴中は幸福度が爆上がりします！ 1日1話ずつ見れば1か月間ずっと幸福です。素晴らしい作品ですね!!

 

弟子を挟んで夫夫喧嘩

 

 

2人は物語序盤で張成嶺（チャン・チョンリン）という少年に出会い、後に周子舒はこの少年を弟子として迎えます。このツイートの左の少年です。

少しの弱音も許さず徹底的に彼を鍛えようとする超スパルタな周子舒が、出来の悪い弟子に憤るのを温客行がなだめ、哀れにも疲労困憊の弟子を庇ってあげたり落ち込んでいるのを励ましてあげたりする様は、まさに温客行が飴で周子舒が鞭という具合です。少年を挟んでああだこうだと言い合う様子はまるで夫夫喧嘩のようで、見ていて思わずニヤニヤしてしまいます。

弟子の張成嶺は厳しくも面倒見の良い周子舒と優しく励ましてくれる温客行に大いに懐き、ちょろちょろと2人の後を追いかける様はまるで子犬のようです。

3人はやがて四季山荘という周子舒の故郷へと共に帰るのですが、そこでいくらかの月日を3人で過ごします。3人で食卓を囲んだり、正月の準備を手伝わない周子舒とお坊ちゃんで役に立たない張成嶺を温客行が叱ったりするなど、本当の家族のように過ごす日々の尊さに、思わず涙が出そうになります。

 

仕組まれた陰謀と真実、そして過去

人間を一夜にして無敵たらしめるとされる武庫の鍵「瑠璃甲」を巡る争いでは、多くの人間が奪い合いで命を落とし、裏ではある者が謀略を巡らせてこの瑠璃甲を集めようと画策しています。

 

誰が悪者で誰が善人か、物語が進むまでなかなか見極められないハラハラ感が味わえます。

 

温客行自身にもある目的があり、彼はそのために鬼谷から出てきたのですが、その目的の理由や経緯が物語終盤まで明かされず、視聴者は彼から全く目が離せません。

 

数多の登場人物を巻き込んだ血で血を洗う闘争と複雑に絡み合う謀略の中、徐々に真実が明らかになり謀略が覆されていく清々しさも、この作品の大きな魅力です！

 

 

綿密に作り上げられた優美な世界観

 

『山河令』では役者のメイク、衣装、小道具、舞台、武闘アクションなど、画面に映る全てが丹念に作り込まれており、実に雅で見応えのある作品となっています。

 

例えば周子舒はすその長い羽織とゆったりとした衣を、温客行は貴公子のようなきっちりした衣を身に着け、大変に優雅でかっこいい上に衣装が何度も変わるので、いろんな装いの2人を楽しめます。他にも簪や扇子といった小道具なども精密に作り込まれているのです。

 

また悪役たちも、一人一人が個性的で妖しいメイクと衣装を身に纏い、それぞれの衣装をじっくり眺めてみるのも楽しいでしょう！

さらに舞台となる屋敷やその内装の造りも見事で、中国の伝統的な建築を楽しむことができます。自然に囲まれた雄大で美しい風景にも思わず見惚れしまいます！

 

最後にたびたび繰り広げられる武闘アクションでは、超強い温客行と周子舒が俊敏な動きで身を翻し、まるで舞を踊っているかのように華麗に戦うので、臨場感にあふれ迫力満点です！武器が扇子と軟剣というのも珍しくて面白いですね。

 

数々の著名な文章や漢詩の引喩と暗喩

温客行は周子舒を口説くために、愛に関連した文章や漢詩を多数引用します。女神への愛を綴った曹植の『洛神賦』の一節を口にするなど、歯の浮くような口説き文句をこれでもかというほど囁き、その度に周子舒に呆れられます。

 

また温客行が周子舒の血で汚れた袖を切り落とすシーンが男色を意味する「断袖（だんしゅう）」を連想させるというように、振舞いによる暗喩表現も盛り込まれています。

 

他にも王献之の『桃叶歌』や司馬遷の『史記』、杜甫の『可歎』など著名な書物や詩を用いた引喩が数多く登場し、その意味が理解できると自分がひとつ賢くなったような気分が味わえます。

これらの引喩や暗喩を探してみるのも、『山河令』の醍醐味の1つと言えるでしょう！

 

狂気の沼のダークホース・蠍王

 

個性的な魅力にあふれた人物が数多く登場する『山河令』ですが、その中でも主人公２人とは別に、狂気の沼に堕としてくる思わぬ伏兵がいます。蠍王（シエ・ワン）という妖しい美青年です。

 

「北に天窓、南に毒蠍」と言われる２大暗殺組織の片方、「毒蠍」の首領であり、琵琶の名手でもあります。柔らかくささやくような声は聞く者を虜にし、上辺だけと分かっていてもその美しい柔和な笑みに思わず見惚れしまいます。

 

「毒蠍」の首領として冷酷無比で情けのかけらもない人物である一方、義父と呼んで慕う人に対して並々ならぬ執着心を持ち、捨てられまいと子犬のように潤んだ瞳で上目遣いをする姿のギャップに、何人のファンが悩殺されたかわかりません。ちなみに筆者も蠍王に堕ちた一人です。

 

主題歌コンサートでの主演2人による別れの挨拶

 

『山河令』の主題歌コンサートでは、ドラマを見た人にとっては大変ありがたいシーンが数々見られます。特に主演2人が仲睦まじくふざけ合ったり、美声で主題歌を歌いあげてくれたり、名場面を面白く再現してくれたりしますが、中でも絶対に見逃せないシーンがあります。主演2人による互いの役への別れの挨拶です。

 

コンサートの2日目を最後に、温客行を演じた龔俊（ゴン・ジュン）は温客行から龔俊に戻り、周子舒を演じた張哲瀚（チャン・ジャーハン）は周子舒から張哲瀚に戻ると宣言し、互いが『山河令』の温客行と周子舒でなくなっても、兄弟としての2人の絆は永遠に続くとファンに示してくれたのです。

 

このシーンによってファンの側も、役としての彼らと俳優としての彼らにしっかりと区別をつけ、心の整理をすることができました。

 

このシーンはぜひ皆様のその目で確かめて、彼らのドラマへの敬意と互いへの深い絆を目の当たりにしてください。

 

 

ハイブランドのモデルにも抜擢されている、誰もが認める圧倒的な正統派イケメン。たまに子犬のように潤む瞳にノックアウト必至！

 

：周子舒(チョウ・ズーシュウ)役

短髪の時は凛々しいスポーツマン、長髪の時は色気たっぷりで超セクシー&キュート♥ どっちの彼も素敵すぎて心臓が持ちません！

 

 

 

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いかがでしたか？

 

主役2人がひたすらに仲睦まじくじゃれ合う光景は、あなたの毎日を間違いなく幸せなものにしてくれます。日々の生き甲斐と癒しを求める皆様には間違いなくおススメの作品です！

皆さんもぜひ中華ブロマンス沼に浸かっちゃいましょう♪