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仮面ライダー50周年に乾杯!今こそ2号ライダーを見てくれ!!

2021/04/23 20:00

サブキャラ?噛ませ犬?いえいえ!主役級です!!!!



ズタボロになっても何度でも立ち上がる! 相棒と、仲間と、大切な人の思いを背負って悪に立ち向かう……そんな戦うイケメンが好きな方にオススメしたいのが仮面ライダーシリーズです。

「仮面ライダー50周年という節目に、なぜ主役の1号ライダーではなく2号ライダー?」と思った方。 実は2号ライダーこそアツいのです! 激重生い立ちや、健気な一面、1号との化学反応など2号ライダーは「罪深い」のです。

一度ハマれば底なし沼、2号ライダーに焦点を当ててその魅力をたっぷりご紹介してきたいと思います!

◆目次◆
1.そもそも2号ライダーって何?
2.2号ライダーあるある
3.主人公とのセット感が最高!独断と偏見で選ぶ魅力的な2号ライダー達
4.リブート作品もイイぞ!!!

 

 
仮面ライダーシリーズにおける2号ライダーの歴史は長く、テレビシリーズではなんと第1期『仮面ライダー』から登場しています。昭和ライダーの頃は「仮面ライダー2号」の名称で親しまれており、平成以降主人公とは毛色の異なる相棒・ライバルとして登場することになります。

平成・令和のシリーズでは主役ライダーと異なる名称を持ち、濃厚なキャラクターで人気を獲得してきました。そのため現在では準主役のライダーを広義の「2号ライダー」と呼ぶことが多いようです。

準主役のライダーだけあり、人物像が鮮明に描かれており、主役ライダーが担当しない色恋や裏切りの要員としても大活躍します。

戦闘の面でも、主人公に勝らずとも劣らずのポジションで、主役ライダーとは異なる戦闘スタイルで湧かせてくれます。

主人公との関係性はシリーズによって異なるので、お気に入りの2人を見つけてみるのも楽しいかもしれませんね♥


少女漫画における当て馬、少年漫画における噛ませ犬のように、2号ライダーに降りかかるシチュエーションにはある程度お決まりのモノがあります。今回は特に萌える2号ライダーあるあるを3つご紹介します。

♦主人公との出会いは最悪
「あんたなんて嫌い!」「おもしれぇ奴だな……」と擦りに擦られた王道テンプレのような出会いを果たす2人。シリーズ開始直後はとにかく馬が合わない……というのがお約束。言い合いに発展するか、冷戦状態なのかは物語によって異なりますが、ちぐはぐな2人が敵を倒しながら徐々に心を置ける関係になる展開に毎回目頭が熱くなります。

♦サンドバック並みにボコボコにされがち
「主役は必ず勝つ」という戦闘モノの暗黙の了解のために傷つき悪役の強さを引き立てるのも2号ライダーの役目です。主役が駆けつける前に変身して健闘するも大重傷で殉職……なんてことも。しかし、儚く散ってくれるからこそ物語に厚みが出るので、「むしろその傷に金メダルを上げたい!」と思うのは私だけではないはずです。

♦大切な人亡くしがち
仮面ライダーの主役と少し異なり、平成以降の2号ライダーは物語の中で、クライマックスに近いポイントで初めて変身が可能になるのが通常の流れです。その変身の動機として、「恋人が悪の組織に殺された」「親がライダー絡みで死んだ」など悲しい過去を持っていがちです。それゆえ闇落ちやメンヘラなど、二面性のあるキャラであることも多々あります。

さて、ここまでは2号ライダーの特性についてまとめてきました。ここからお待ちかねの「要チェック2号ライダー」を断腸の思いで3名に絞ってご紹介します!

 

2号ライダーのテンプレの生みの親

『仮面ライダーアギト』/仮面ライダーG3

 


2号ライダーの地位を押し上げた立役者といえば、テレビシリーズ『仮面ライダーアギト』に登場する「仮面ライダーG3」です。G3は、仮面ライダーシリーズの中で一番初めに肉体改造による異能力獲得ではなく強化スーツの装着による変身をする人造ライダーです。そのため装着者の身体能力が増幅される形式となり、登場当初は負傷が絶えませんでした。故に最弱ライダーとしてインターネットのおもちゃになってしまった哀れなライダーでもあります(笑)。

G3は装着者のキャラクターの良さでも高い人気を誇ります。その人物像は2号ライダーテンプレに少なからず影響を与えました。例えば主人公と背反する性格であることや、ド直球な正義漢であることなどはココから始まったと言っても過言ではないでしょう。

装着者・氷川誠(要潤)は警視庁所属の堅物で、主人公のジョークを理解できず翻弄されるシーンが良く見られます。また、氷川自身がかなり不器用で、2~3話おきに天然をかますことも注目の理由になりました。氷川の名前で検索すると数々の迷言がヒットします。

ちなみに、氷川が第23話の鍋のシーンにて絹ごし豆腐が掴めないというエピソードは原作者にまで弄られる始末。さらにご本人様が自身のYoutubeで豆腐をつかむ動画を投稿するなど今でも愛されているエピソードです。

 

 

闇落ちお人好し熱血漢が好きならば絶対にハマる

『仮面ライダーディケイド』/仮面ライダークウガ

 


仮面ライダーシリーズの中で不憫な2号ライダーといえば、『仮面ライダーディケイド』の「仮面ライダークウガ」です。ひょんなことから変身ベルトを獲得し、心の底から慕っていた刑事・八代藍(佐藤寛子)ともにヴィランのグロンギと戦っていました。

変身者・小野寺ユウスケ(村井良大)は、2号ライダーテンプレの直情キャラをベースに、お人好しさ少しのメンヘラを足したような人物です。「みんなの笑顔を守るためなら、究極の闇にもなる!」というキメ台詞に不穏な感情を抱いた方も多いのではないでしょうか。

さらに、憧憬と恋慕を滲ませていた八代が死亡したり、主人公を敵認識していた時期があったりと、王道2号ライダーであることは間違いありません。主人公とはその後息の合ったバディっぷりを披露しています。

ファンとしては、テレビシリーズでも映画版でも死んでしまうのではないかといつもヒヤヒヤするキャラでした。主人公のことを心の底から信頼・尊敬し、よく庇って負傷していました。

また、小野寺が時折見せるおバカっぽい言動いじりもファンの中では鉄板。15話でモモタロスが登場した際に誤って敵認定して攻撃をした結果シメられる回で発した「よし、状況は大体わかった」のセリフは後に語り継がれる名言となりました。

小野寺のメンヘラが闇落ちに昇華する物語が見たい方は公式スピンオフ『RIDER_TIME_ディケイドVSジオウ』をチェックしてみてくださいね!


不憫かっこいいクウガが見たい方は『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイドMOVIE大戦2010』がおすすめです!

お互いの存在が救済!ベストマッチは永遠に

『仮面ライダービルド』/仮面ライダークローズ

 


主人公との関係がエモすぎて仮面ライダーの対象年齢が大人になったんじゃないかと錯覚した作品と言えば『仮面ライダービルド』ではないでしょうか。毎週SNSトレンドを賑わせ、同作のヒロインとまでいわしめた2号ライダーが「仮面ライダークローズ」です。

変身者・万丈龍我(赤楚衛二)は元格闘家で殺人容疑の冤罪のため収容されていました。投獄中にヴィランのファウストのスマッシュ化実験から逃れるため脱獄したところを主人公に拾われています。その後も恋人の小倉香澄(伊藤梨沙子)がヴィランのナイトクローズによってスマッシュ化され死亡するなど、かなり辛いテンプレを巡回することになります。

また、実は最高の相棒(ベストマッチ)と言われていた主人公が全ての発端だったことが明かされたり、万丈自身も人間ではなくヴィラン・エボルトの片割れであることが発覚するなどかなりハードな展開になっています。

しかし、主人公と万丈はお互いの存在が戦い続けるための心の支えになっている点や、無意識のうちに相手に救われているという関係にヲタクは嗚咽を噛み殺せません。

 

また、中の人・赤楚衛二さんは非常に天然で万丈の筋肉バカキャラと高い親和性を見せました。ビルド最終回の新世界のシーンにて、恋人に対し「あっちにめっちゃ涼しかった場所あるからめっちゃ涼しいよ」というなんとも頓珍漢なセリフは赤楚さんの神アドリブとして有名です。これについて後に脚本家が「俺にはあんなバカなセリフは思い浮かばない」と言わせたとかなんとか……。


このようにおびただしい数の伏線回収に、ニチアサ史上もっとも難解で闇深い作品の2号ライダーという呼び声も高いです。一方で、作中で万丈がみせるアホっぷりが愛される理由でもあるでしょう。

 
ここまで読んだ方は、仮面ライダーが見たくてウズウズしているのではないでしょうか? なんとここに皆さんをさらなる沼に誘い込む作品があります。それが仮面ライダーリブート作品です。テレビシリーズを完走した方は是非片足を突っ込んでみましょう!

真のヒーローとは何か考えさせられる大人の仮面ライダー

『仮面ライダーアマゾンズ』

 


『仮面ライダーアマゾンズ』は『仮面ライダーアマゾン』のリブート作品であり、仮面ライダー生誕45周年記念に際して制作された大人向けの仮面ライダーシリーズです。シーズン1・2ともに見ごたえのある作品となっています。

製薬会社の秘密プロジェクトにより人間が食人種のアマゾンになってしまうというところからものがたりが始まります。シーズン1の主人公・水澤悠(藤田富)はアマゾン駆除を目撃したことをきっかけに自身もアマゾンであることに気が付き仮面ライダーアマゾンオメガとなります。アマゾンを生み出しながら一方的に駆除を続ける人間らに激しい憤りを感じた水澤はアマゾン側に立つことを選び姿を消しました。

水澤が姿を消してから何年後か、普通の人間がアマゾン化するという事態が発生。「アマゾンに育てられた」シーズン2の主人公・千翼(前嶋曜)は、アマゾン狩りをして収入を得る不良少年グループTEAM Xに拾われ、その戦力として仮面ライダーアマゾンネオに変身します。戦いの中でイユという少女に出会い戦う意味を考え始めます。


全話を通じて薄暗くずっしりした雰囲気がある同作は、グロい仮面ライダーとしても有名です。ニチアサとは比べ物にならないくらい血しぶきが舞っているので大人向けというのも納得です。

シーズン1は2号ライダーとして仮面ライダーアマゾンアルファが登場し、「人間vsアマゾン」の構図を引き立ててくれます。

仮面ライダー50周年記念作品制作決定

『仮面ライダーBLACK SUN』

 


仮面ライダー生誕50周年を記念して、仮面ライダーシリーズの中でも金字塔作品と言える『仮面ライダーBLACK』『仮面ライダーBLACK SUN』として新たに制作されることが決定しました。

旧作『仮面ライダーBLACK』は、仮面ライダーBLACKとゴルゴムの戦いを描いたハードなライダー作品です。主人公が敵対するのが改造された親友シャドームーンであることや、主人公の感じる孤独感に焦点を当てた物語のため、視聴後に重たい気持ちになることで評判です。


今回は、そんなシリアスで物語性の強い同作が『凶悪』や『孤狼の血』などの大ヒット作品を手掛けてきた名匠・白石和彌監督によって生まれ変わるということです。

すでに名作の予感ですが、気になる方はぜひチェックしてみてください♥

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さて2号ライダー特集はいかがでしたでしょうか? 昭和以来長い歴史を持つ仮面ライダー。多種多様なライダーからお気に入りのライダーをぜひ見つけてみてくださいね!!!

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