実写でここまで見せてくれるんですか!?ドラマ『僕らのミクロな終末』がヤバい3つの理由

「スケベだね」の再現に感謝！世界に見つかってくれ…

 

皆さ～ん！ 『僕ミク』こと『僕らのミクロな終末』は観ましたか～～!!!!!!
色気ムンムン年上受けと“リップ音”が話題となった、同じく丸木戸マキ先生原作のドラマ『ポルノグラファー』シリーズの制作陣が引き継ぎ、その圧倒的信頼感で放送前から期待MAXでしたよね♥

地上波では既に放送終了してしまいましたが、FODプレミアムでは現在も独占配信中♥ 体感10000回くらい見返した筆者として結論から言うと……絶対に観た方がいいです。また、6月2日にはDVD-BOXが発売されるのでそちらも必ずチェックしてください。

正直、「でもあそこまで実写で再現するのは無理なんじゃ……」とか無理にハードルを下げ、ひよってしまっていた自分を後悔しました。こんなに“いい”なんてまじで聞いてないんだが……。

というわけで、今回は『僕ミク』を絶対に見た方がいい理由を語っていきたいと思います！

※作品のネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください！

◆目次◆
1．魔性のサイコ攻め・律がリアルすぎる
2．やっぱり凄いよ！ 渾身のベッドシーン
3．こだわり抜かれた世界感にスタオベ！

1．魔性のサイコ攻め・律がリアルすぎる

 

まず、何といっても俳優さんたちのキャラの再現がすごすぎる！！！！！

『先輩、断じて恋では！』に続いて2作目のBL出演作となる瀬戸利樹さんは、クズ男に弄ばれて人生をめちゃくちゃにされたピュアボーイ・真澄を不憫可愛さ満点で好演。
そしてそんな真澄を浮気&脅迫でどん底に突き落としたヤリチン・律を演じた中田圭祐さんは、こんなことを言ってはなんですが……サイテーなのに沼ってしまうメンヘラホイホイ男の清々しいほどのクズさがこれまた似合うんです！


クズ攻め大好きな記者は、この中田さん演じる律がえらい気に入ってしまいました。浮気がバレしてもしれっとしてるし、挙句の果てに「付きまとうなら最中の写真バラまくぞ」とリベポルをチラつかせて脅す始末。
そんな律が、何人もの男女と体の関係を持ってきた律が、なぜか真澄のことだけは忘れられず執着してしまう……再会し、また真澄を失いそうになると取り乱して泣いてしまう。ケガをした真澄を一晩中見守り、懺悔のように尽くす律のアンビバレンツさがたまりません。

また、富本惣昭さんと井手上漠さんサブCP(？)のかわいさも必見。アイドルの姉「まあたそ」も演じて一人二役を務めた井手上さんは既デビューか？ と思うほどガチでかわいいアイドルです。童貞オタクやんちゃ少年・遊馬も、物語のキーパーソンなので注目ですよ！

2．やっぱり凄いよ！ 渾身のベッドシーン

ここで本題ですが(！)、やっぱり凄いんですよ、“リップ音”が！ 1話のラストのディープキスシーンに衝撃を受けた方は多いのではないでしょうか？ え、ここまでしていただけるんですか!!?? と動揺してしまいました。

2話のベッドシーンはそれを超えてきます。「好きっ律」「スケベだね～真澄」のシーンも再現してくださっていて、まさかそこを映像化してくれるとは！ と度肝を抜かれました。大学生時代の爛れた性生活と、そこから一転してどん底に突き落とされた真澄の対比を見せるためには、重要なシーンですよね。

また、7話の山中の川で水浴びしながら再び2人が心を交わし唇を重ねるシーン。これがまたロマンチックなんですよ……。死にたがっていた律が、真澄と再会し最後の旅をする中で、「真澄と共に生きたい」と思いが変わっていく過程が本作の最大の見どころと言っても過言ではありません。これまでの律のクズぶりを見ているとかなり感慨深いシーン。ぜひ最初からじっくり観ていただきたい……！

3．こだわり抜かれた世界観にスタオベ！

そんな世界観を表現するため、細かいセットなどに工夫が凝らしてあるところが、よりこの作品の「違和感」やリアルさを醸し出しています。例えばあと10日で人類滅亡ということで皆ヤケになっているので、町のいたるところでゴミが散乱しているとか。

また2010年代の大学生時代のシーンは、衣装も10年前のファッションを意識しているそう。チャラ男の律は当時のチャラ男の間で流行っていたパツパツのスキニーパンツを履いているとのことです。携帯電話ももちろんガラケー。芸が細かい～！

徹底して作りこまれた世界観を舞台に繰り広げられる「人類滅亡まであと10日」の濃密なストーリーにはスト重派の皆さまもバチバチに楽しめるはず！

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原作のコミックスと比べてシリアス度が高いので、律のクズさがよりリアルに再現されているのが怖いですが、それくらい原作の良さと実写化の良さをバチバチに生かしているドラマ『僕ミク』。なにより、迫真の長尺ベッドシーンは一見の価値ありです!! 重厚なストーリーと、熱量の籠った演技に圧倒的感謝……！！！


再会した2人の恋の行方、亡くなったアイドル「まあたそ」の真相と律との関係、そして人類の未来。最後までハラハラドキドキしながら観てください！

ドラマ『僕らのミクロな終末』

 

■配信：FODプレミアムにて独占配信中
■出演：瀬戸利樹、中田圭祐、富本惣昭、井手上漠、大朏岳優、前田瑞貴、西村美柚／遊井亮子、飯田基祐　他
■スタッフ：企画・プロデュース：清水一幸
                プロデューサー：川村未来・香川かおり（ロケット）
                監督：三木康一郎・森裕史
                脚本：三木康一郎
                音楽：小山絵里奈
■原作：丸木戸マキ「僕らのミクロな終末」／祥伝社 on BLUE comics
■制作著作：ABC

『僕らのミクロな終末 上・下』作：丸木戸マキ

【あらすじ】
あと10日で、巨大隕石が地球に落下する。限界人生を送る社畜サラリーマンの真澄は、せめて残された時間を穏やかに過ごしたいと母校の大学図書館を訪れる。そこで10年ぶりに偶然再会した男・律は、かつて真澄を裏切り傷つけ、いまの底辺生活の元凶となった「この世で一番会いたくない昔の男」だった……。律はそんな真澄に、楽に死ねる薬を渡す代わりに死体処理を手伝ってほしいと、とんでもない話を持ちかけてくるがーー？