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子供の時何気なく見ていた公式BLカップリングの完成度がすごい!

2022/12/06 18:00

あなたの隠れた腐り心をあぶり出した罪深き作品たち



子どもの頃見ていた作品にBL(っぽい)キャラクターが登場していた! 何気なく見ていたけれど、今思うと「確かにBLぽかったかも……」「本気のBLだった!」という作品ってありますよね! そんな作品を集めてみました!

◆目次◆
1. 『学園アリス』
2. 『オレ様キングダム』
3. 『花ざかりの君たちへ』
4. 『キミのためならっ!』
5. 『カードキャプターさくら』
6. 『セーラームーン』
7. 『パタリロ!』
番外編. 『MW(ムウ)』


 


小中学生のときに大好きだった『学園アリス』。アニメやゲームにもなっていましたし、ハマっていた方も多いのではないでしょうか? 当時は、ピュアな心で(笑)見ていましたが、腐女子になった今考えると萌えるシーンがたくさん!! 特に男女問わず自分の虜にしてしまうアリス(能力)を持つナル先生がヤバい!! 超絶美形(CV.石田彰)が、生徒の耳に息を吹きかけたり、同僚の男性教師・岬先生(CV.櫻井孝宏)の唇にキッスをかましたりするんですよ!! 読者もナル先生のアリスにかかっちゃいます!!

 
またドSツンデレ・棗(CV.朴璐美)と内向的なハーフ美少年・ルカ(CV.安田美和)の関係も最高でですね、お互いのことを想い合うがゆえに仲違いしたり、好きな女の子が被ったり……(早口)。危うくなっても崩れることのない友情って良すぎる!! 大人になって読み返してから気付きました……。




10代~20代の元ちゃおっ子なら、きっと誰もが知っているであろう八神千歳先生の名作、通称『オレキン』。
筆者はなかよしっ子でしたが、八神先生の漫画だけは欠かさずチェックしていましたね……。『ラブぱに』とか……。懐かしい……。
八神先生の作品は、ちゃお作品にしては大人っぽくてえろい雰囲気が漂っていて、当時ドキドキしながら読んでいたことを思い出します。

さて、問題のキャラクター達ですが……。


こちらは作者の八神先生Twitterより引用しましたが、公式が最王手とは正にこのこと。中央でキスされている子は、白馬くんといういじられキャラです。

白馬くんは、赤城くんと一色くんからイジリという熱烈アプローチを受けています。あすなろ抱きされたり、「白馬くんって感じやすいんだね」と言われたり……。だいぶ黒な3人です。




2度もドラマ化され、オタク以外の認知度・人気度も高い本作。男子校を舞台にした作品ですが、注目すべきは生徒ではなく…保健室の先生、梅田北斗。「保健室の先生」という魅惑の語感だけで血がたぎります。

梅田先生は、主人公・瑞稀の協力者であり、かつバリバリのゲイ。花ゆめ以外の漫画誌では許されないのでは……? と思うほど、結構BL強めのシーンも多く登場します。原作で数多の腐女子を萌芽させた梅ちゃん先生ですが、なんと既に新作エピソードが出ていたんです……!!!! 相変わらずエロ〜〜〜〜〜い!!!!(大歓喜)


右の方は、同じく中条比紗也先生の作品『夢みる葉っぱ』にも登場する鬼島綾市。2人は高校時代に良い関係になっており、その様子は愛蔵版 花ざかりの君たちへ8巻で見ることができます! 雨の中キスをしたり、タバコの火を分け合ったり……。どこか切なく仄暗い耽美さが満点…。昔は優等生として振る舞っていたという鬼島……。最高!

思い返すと、この2人が自分の腐女子デビューのきっかけになっていたかも…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?


梅田先生のことが大好きで懐いている原秋葉など、他にも見逃せないキャラクターが多く登場する作品です。

 

 


表紙を見れば大体お分かりの通り、左のメガネ男性は主人公の兄です。重度のシスコンで、よってくる男性からかわいい妹を守ろうとしています。

そして右の銀髪男性は主人公の幼馴染みで、2人は両想いです。

 

ここまではまだよくある三角関係のストーリーになりそうですが、シスコン兄は妹をどう守るかというと……。

兄、銀髪少年を緊縛し、監禁します。

幼馴染君のためにシスコンになったような気すらしてしまいますが……そしてなぜか妹のことが可哀想になってきました。

 

これを読んでいる小学生たちは新しい世界を発見しないかと不安になっている人も大勢います。でもまだ子供だからきっともう少し大人になってから気づくでしょう! まだはやいはず!

ということで、大人になってからやっとそのヤバさに気づいた、またはその時覚醒させられた公式BLカップリングについてもう少し語ります!

 

 

こちらの作品は、2018年に新アニメシリーズが始まったことで、またぐんと注目度が高まりましたね! また可愛いさくらちゃんたちに会える!この時を待ってました!という旧シリーズファン世代の方も多いはず。

皆さんも気づいたことがあるでしょうが、このカップリングはヒロインの兄と、ヒロインの好きな人の2人です。よく考えれば先ほどの2人と同じパターンですね!


2人の公式プロフィールではそれぞれ相手のことが一番好きと書いてあって、雪兎がヒロインのさくらに告白された時は「桃矢が好き」という理由で断ったこともあります。

 



テレビアニメでもホットケーキをあ~んしたり、壁ドンしたり、大の仲良しです。やはりヒーローの2人が絡んでしまうと、さくらちゃんもほぇ〜ですね。

 

 

 

1990年代に放送されていたアニメで、かつセーラームーンに出てくる妖魔が途轍もなく多いため、、覚えている方はもう少ないかもしれませんが、この2人は妖魔を統帥するダークキングダム四天王のメンバーです。

 

 

2人はガチで愛し合っています!

クンツァイトが次に狙う被害者を「美しい女性」とコメントしたら、ゾイサイトはやきもちを焼いてしまうぐらいです。困ったクンツァイトが魔法でバラを作ってまたその機嫌を取り戻す、というような日常的なエピソードも所々にあります。


ゾイサイトは第1期の最後で何度もミスを繰り返し、妖魔のボスに処分されましたが、死ぬ前にクンツァイトに「美しく死にたい」と言い、クンツァイトが魔法で作った花畑で切なく死にました。この回はヒロインが可哀想ではなく、脇役のBLカップルが可哀想でしたね。

 

 

 

パタリロ!』は、1978年に魔夜峰央が連載を開始したギャグ漫画で、1982年にはアニメ化もされました。少女漫画界で、少年愛をコメディに取り入れた先駆的な作品ともいわれています。

なんといっても、美少年キラー・バンコラン&元暗殺者マライヒの濃厚&甘美な愛の描写が、1970年代の『花とゆめ』で連載していたとは驚きです!

 


マライヒは極度のヤキモチ焼きで、バンコランの浮気癖にぶち切れてはバンコランをボコボコにするなどコメディチックなところがある一方で、劇中オナニーシーンもあればベッドシーンは最多とお色気満載。なんとバンコランとの間に子供も産まれます……(!?)

こちらの作品は、舞台化で再び話題になりましたね!舞台でも惜しみなくバンコラン×マライヒが炸裂されている模様です♥ 魔夜峰央先生作品についてはこちらの記事にも詳しく書かれています。



番外編 ちょっとおませな子供だった方



番外編として、『パタリロ!』と同じく70年代の少々マイナーな作品もにも突っ込んでいきたいと思います。こちらの作品は、手塚治虫が「ビッグコミック」で1976年より連載していた漫画作品です!

同作品を原作とした映画やドラマが2009年に公開されています。本作は「同性愛」猟奇殺人を題材として扱っており、数多くの手塚作品の中で異彩なものとなっていますね。

様々な要因があって誘拐殺人犯となった結城と、彼の犯罪に協力する教会の神父・賀来は肉体関係にあります。苦悩する人間が赤裸々に描かれており、手塚節で魅せる大変面白いサスペンス作品となっています!

やはり、複数のキャラクターが存在する以上、誰かが切ない脇役になることもあれば、浮気やら殺人やら……とにかく多種多様な要素が物語に織り込まれていきますね。そのぶんキャラクターにも深みが出て、魅惑の世界にズブズブとひき込まれていくわけですが……!

 
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「あの頃はこのキャラクターにばかり気を取られていたため気付かなかった」体験に、大人になった今だからこそ遭遇するかもしれませんね。

(私達の“BLという概念を取り入れた脳”がビビっと検知してしまうので…) 以上、子どもの時何気なく見ていた・知らずに摂取していたBL特集でした!

 

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