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2022/12/09 18:00
近頃、実写BLが増えてきたり、BLレーベル以外でもBLっぽい作品が増えてきたりと、BL萌えがどんどん社会進出しているのを感じます。
中にはボーイズが“ラブ”するわけではないけれど、なんだか無性に萌えるでこれ! という作品も多いですよね。男と男の間に生まれるたなんらかの強い感情ーー例えそれが憎しみや嫉妬だったとしてもーーそれこそが萌えなのです。
というわけで今回は、非BLだけどBLファンが萌える「匂い系」一般コミックスを5作品ご紹介したいと思います。恋愛未満の関係のはずだけど、このクソデカ感情は何!? ストーリー自体も面白い作品ばかりなので、是非チェックしてみてください!
◆目次◆
第5位.庭師と板前の恋愛未満な関係にキュンキュン
第4位.画家ゴッホとヤンデレ弟の数奇な生涯
第3位.相互補完的な関係のバレリーノとフィギュアスケーター
第2位.ゾワゾワするホラーと思春期のエロスが入り混じる
第1位.天才型と努力型、俳優たちの共依存ブロマンス
第5位『てだれもんら』 |
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作:中野シズカ |
STORY
『メタモルフォーゼの縁側』の鶴谷香央理、大推薦。
小料理割烹「薫風」で働く元ヤンの板前・星野トオル。“厄介”な庭の手入れを専門とする寡黙な庭師・鷹木明。週末には明の家で、ささやかな肴を作って晩酌を楽しむふたり。言葉にはしないけど漏れでちゃってるトオルの気持ち。明の本当の仕事には気づいていないけれど……。美味しい料理とモノノ怪退治? 指先で魅せる手練れ者たちの謎めく愛しき物語、ご堪能あれ。
レビュー
料理や庭を通して日本の「和」や職人の仕事を魅力的に描いておられ、更に不思議な世界観で話を進めています。そんなステキなお話に意外と自然にBLを入れてくれて有り難い。なんか贅沢に萌えます。2人がどのように結ばれていくのかとても気になります。――しまももさん
第4位『さよならソルシエ』 |
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作:穂積 |
STORY
画家と画商…ふたりの“ゴッホ”の伝記浪漫。
19世紀末、パリ。のちの天才画家ゴッホを兄に持つ、天才画商テオドルスの、知られざる奇跡の軌跡。生前、1枚しか売れなかったゴッホが、なぜ現代では炎の画家として世界的に有名になったのか……。その陰には実の弟・テオの奇抜な策略と野望があった! 兄弟の絆、確執、そして宿命の伝記!
レビュー
とにかく絵が綺麗。主人公のテオドルスが文句なしのイケメン紳士。作者はゴッホについてある程度勉強したうえで「でもこの隙間をつけばこんな話が作れるかも」とあえて史実を使いつつ史実とは違うストーリーを作り上げています。――胡さん
第3位『アクトアウト』 |
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作:冬房承 |
STORY
世界レベルの技術を持ちながらも大技では必ず失敗してしまう、無冠のフィギュアスケーター名雪いばら。腑抜けた演技を繰り返しスケートファンからも見放されつつあるいばらの元に、かつて『神童』と謳われたバレエダンサー ヴァシリー・ミハイロヴィチがやって来る。「芸術も闘争も楽しめないクセにどうしてリンクにいるの?」芸術(バレエ)に身を捧げたヴァシリーからの問いかけに返す言葉もないいばらだが、次の国際大会はもう目前まで迫ってきており……。
レビュー
愛されることを知らず心に傷を持ちながら そこに没頭するしか自分の居場所をつくれなかったバレエダンサーと跳べないスケーター。読み込めば読み込んだだけ、抱えるものの深さ歪みを見せつけられ、彼らが抱えた生きづらさはもちろん、精神的負債につながるいろんなもんの詰め合わせがほんとに丁寧に描かれていて、ふたりがより深い絆を育んでいくのがよかったんですよ――誰さん
第2位『光が死んだ夏』 |
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作:モクモクれん |
STORY
光はもうおらんのや……それやったら――。ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。それでも、一緒にいたい。友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていき――。新進気鋭の作家・モクモクれんが描く、未知のナニカへ堕ちていく物語、開幕。
レビュー
圧巻……! 画が内容とマッチしていてホラーを感じさせます。だけどちゃんと萌を感じる。刺さる人はめちゃくちゃ刺さる雰囲気! 二人はどうなってしまうのか、最終的にどう着地するのか、気になります!――こちょすけさん
第1位『ダブル』 |
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作:野田彩子 |
STORY
鴨島友仁(かもしまゆうじん)と宝田多家良(たからだたから)は同じ劇団に所属している俳優仲間。安アパートに隣同士で住み、共同生活をしている。お互い無名ではあるものの、友仁は多家良の類まれな演技力を見抜き、その才能を世に知らしめるために彼を支えている。自身も「世界一の役者になりたい」という想いを抱えながら。やがて周囲は少しずつ、多家良の才能を見出していくが―――。
レビュー
非BL作品ですが、男二人の、分かつに分てない、様々な物をはらんだ関係を描いた作品です。これ、いっそのこと、二人の関係が恋愛になってしまえば、ずっと、ずっと、話は簡単になるのではと思わせるような、これからこの二人が俳優として売れていくことでどのような関係になっていくのか、非常にワクワクとさせる、これから長くなりそうな物語の始まりが描かれていました。先生の特徴的なザクザクとした線で描かれた人物の、それでも特別なその一瞬の表情の美しさが、本当に目を引き付けます。――雀影さん
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