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【SHINee】全人類を魅了する、生きる宝石テミンの魅力【K-POP】

2021/05/23 12:00

この魅力ッ抗えないッ!K-POPファンじゃなくてもハマるはず――



世界を席巻するK-POP、日本でもその存在は広く認知される今日、東方神起、BIGBANG、BTSといった男性アイドルグループに「ハマった!」「興味がないこともない」という方も多いのではないでしょうか。

筆者も、うっかり観てしまったドラマから韓流に足を突っ込み、ドラマOSTからK-POPへ……というお決まりの道を歩み沼へ落ちた一人です。 もともと洋楽を好んで聴いていた筆者は、どこか斜め上からK-POPを眺めてその魅力を認めまいとしていました。 そんな狭量な人間の考えを180度変えてしまったのがSHINee

デビュー曲「Replay」を聴いた瞬間の雷にうたれたかのような衝撃は、10年以上を経た今でも鮮やかによみがえります。 無心に彼らのMVを漁り、彼らを知るほどに、他の追随を許さない歌唱力やダンススキルに打ちのめされました。 作品コンセプトや世界観が素晴らしいことはもちろんですが、特筆すべきはそれらを昇華し表現するパフォーマンスの完成度の高さであり、それこそがSHINeeのプライド。 彼らはパフォーマーとして優れているにとどまらず、そのチームワークやメンバーそれぞれの個性が光り輝くことも大きな魅力です

本当は全員について熱く語りたいところですが、今回は致命的に抗えない魅力を放つ末っ子のテミンについて語る場とさせていただきます。

 Taemin Official Web Siteより

◆目次◆
1.生きる宝石、圧倒的なステージ支配能
・華麗なダンススキル
・天才ではなく、努力をし続けられるという能力
・本物の流し目とはかくたるや
2.美し過ぎる男子
・麗しの女装遍歴と誑かされた人々
・天使と小悪魔、髪色にみるイメージ戦略の巧妙
3.デビューは15歳、成熟した大人の男へ
4.もはや同一人物とは思えない
・最高のマンネ(末っ子)とヒョン(兄貴)たちとの絆
5.性を超越した存在
・抗えない中性的な魅力
・「禁断」のその先へ
まとめ

 


テミンが最も輝く場所、それはステージです。 パフォーマンスする姿を見るにつけ、「スポットライトを浴びるために生まれてきた人」という印象を抱かずにいられません。 ステージに立ったその瞬間から、場の空気はテミンに支配されてしまいます。 恵まれた容姿が彼を生きる宝石たらしめているのは言わずもがな、しかしそれだけではない要因は何かと考えてみました。

華麗なダンススキル


デビュー前から過酷なレッスンで技術を磨くという韓国のアイドル事情は知られています。 SHINeeも大手芸能事務所で短くない練習生期間を経てデビューしました。 大勢の同世代練習生の中から選抜されたメンバーで構成されるグループ中、テミンはダンス巧者としてダンスパートではセンターを務めています。 歌謡祭や各種イベントでは、他グループのダンス巧者たちと競演する場面もありますが、テミンは一目置かれる存在です。 あまりの感覚の鋭さに、振付を担当した有名ダンサーに「ダンサー泣かせ」と言わしめ、新曲を出せば後輩アイドルたちがこぞって真似て練習する。 プロが認め憧れるスキルの持ち主なのです。

天才ではなく、努力をし続けられるという能力


テミンはストイックです。 ドキュメンタリー番組で本人が語る言葉をいくつか挙げます。

「小6で事務所の練習生になってからだらけたことがない。休むと不安になる」 「努力はして当たり前。努力していることを売り物にはしたくない」

SHINeeが新作を発表するたびにパフォーマンスに度肝を抜かれます。 その裏には相当な練習量と苦労があることでしょう。 また、めきめきと上達する日本語能力にも驚かされます。 日本デビュー時にはたどたどしかった日本語が、今やペラペラ。 分刻みの殺人的スケジュールをこなしながら、自身の信念と周囲の期待を裏切らぬよう己を磨く。息をするように努力をする。 それがテミンです。

本物の「流し目」とはかくたるや


筆者は「流し目」とは、「パタリロ!」に登場するバンコランだけが使用可能な二次元限定特殊スキルであると思っていました。 ちらりと斜めから見られただけで陥落するなんて!ありえない。 しかしその思い込みは見事に覆されました。 テミンの「流し目」を目の当たりにしたその瞬間に。 ステージ上のテミンの目つきはヤバいです。 人ならざるものに憑依されているかのような。

カメラを見ていなくとも、こちらに視線をくれていなくとも。 とにかく色気にぞくぞくしてしまうのです。




白い陶器のような肌。 つややかな黒髪。 くっきりした二重と丸く大きな黒い瞳。 肉厚の桃色の唇。 しなやかな筋肉をまとったバランスのよい肢体。 テミンのルックスを一言で形容することは困難です。 なぜなら、美し過ぎるから! いくつかのエピソードを紹介します。

麗しの女装遍歴と誑かされた人々


テレビ番組の企画や各種イベント、コンサート幕間用の映像などで少なくない女装歴があるテミンです。 そこらの女子よりよっぽど可愛らしくなるので驚かされます。 女装テミンの可愛らしさは次元が異なり、笑いを提供するはずの場が感嘆の場へと変貌してしまうのです。

男性をも虜にし、女性からは羨望のまなざしを浴びる美貌。 ある男性芸能人は番組の企画でテミンの所属する大手事務所を訪問した際、「女性アーティストたちに遭遇するより、テミンに会いたい。女性より美しいよね。」と周りが危惧するほど本気でテミンに焦がれていました。 SHINeeの活動中長髪のエクステンションを装着していた時期がありましたが、テレビ局のトイレで遭遇した男性を妙に緊張させたり、女性アイドルが「私たちより美しいから困る」とぼやいたりと大きな話題になりました。

天使と小悪魔、髪色にみるイメージ戦略の巧妙

 

K-POPでは新しい作品を発表すると積極的に露出します。 「カムバック」と呼ばれる宣伝活動です。 作品コンセプトにあわせて外見を大きく変貌させることも多く、とりわけSHINeeは特殊な世界観や彼らだけのカラーが際立ち、カムバックするごとに注目されてきました。 金、銀、黄、ピンク、紫、オレンジ、青、と様々な髪色に挑戦してきたテミンです。 いずれの髪色も似合っていましたが、繰り返し見せてくれる金髪と黒髪はことさらに彼の魅力を際立たせています。 金髪時は天使のようで、黒髪時はさながら堕天使。 スタイルによっては純粋な王子のようですし、時には蠱惑的な小悪魔風。

 
 
 
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SHINeeとしてもソロにおいても、テミンは季節が変わるほど長期間のコンサートツアーを日本で開催してきました。 初日から千秋楽を通して内容が充実していくのを目撃するために複数公演参加したいファン心理ですが、ツアー中に髪色が変わると「黒テミン」「白テミン」両方観なければならない焦燥感に苛まれるのもまたファン心理です。




SHINeeのデビューは2008年。 メンバー全員が十代で、1993年生まれのテミンは最年少で当時中学生でした。 デビュー曲「Replay」では「お姉さんはとてもきれい~」と年上女性への淡い恋心を歌い、世のお姉さん方を虜にしました。 「かわいい年下の男の子」の印象は根強く、はSHINeeの代名詞となります。


黄色のジャケットを着てお姉さんにまとわりついてる少年がテミンです。 ダンスパートではセンターにいます。 初めての恋心をもてあます世間ズレしていない少年、そんな雰囲気でしょうか。 おぼこいきのこヘアも愛おしい。 SHINeeメンバーの卓越した歌唱力で構成されるこの曲ですが、残念ながらテミンのソロ歌唱パートはゼロです。(2011年の日本デビュー時に発売された日本語バージョンには担当パートがあります。) 作品ごとに斬新なコンセプトと世界観を展開してきたSHINeeは、パフォーマンスや音楽だけでなくファッション、アートなどあらゆる流行をリードしていく存在になっていきます。

聴く音楽から、観る音楽へ。 毎回異なる姿を見せてくれる彼らですが、共通するのは「SHINeeにしか表現できない作品」


激しいパフォーマンスは大きな話題となり、一世を風靡しました。 事務所主催の合同コンサートにおいては、他グループファンですら「Everybody」のパフォーマンスは見逃せないと言います。 舞台裏では事務所の先輩グループである少女時代メンバーも「SHINeeは観たい」と自身の準備もそこそこに観覧していました。 人間の限界を超えると言われる振付ですが、毎度全力でパフォーマンスしてくれる彼らにプロ意識の高さを感じずにいられません。 テミンは中盤の高音パートを任されるまでに成長しています。 グループ活動にまい進してきたSHINeeですが、2014年にターニングポイントを迎えます。 メンバー個々のグループ以外の活動が活発化しました。 テミンも2014年にソロデビューしました。「実力派と認識されるSHINeeのイメージを壊さないソロ活動にしなければならないプレッシャーがある」と吐露していました。

ソロ活動ではSHINeeで見せることのなかった妖艶なテミンを見せ始めます。 こんな一面があったのかと誰もが驚きました。

ソロデビュー曲がこちら。



大人の階段を昇ったテミンに戸惑うとともに、心を揺さぶられた女性(男性も。しつこい?笑)が続出。 2015年にはSHINeeとして念願だった初の東京ドーム公演を成功させます。 人気グループとしての地位を確立し、中堅からベテランと言われるようにもなりました。 個々の活動で研鑽した実力を引っ提げ、満を持して発表した作品がこちら。


心地よいリズムとグルーヴィーなサウンドが印象的な曲です。 曲作りにメンバーが大きく関わったことや、個々の歌唱の特徴を生かして割り振られた担当パートも話題になりました。 テミンはブレス際立つ曲導入部分を担当しています。 日本盤ではハイレゾ音源バージョンも発売され、その魅力を堪能することができました。 そしてこの時期から、各種歌謡祭やフェスで大トリを任されるようになりました。

「かわいい年下の男の子」
頼り甲斐のある大人へと大きく成長しました。 2018年末、リーダーのオンユが兵役のために入隊し、グループ活動は一旦休止。 以後テミンはソロ活動を通してSHINeeの存在感をアピールし続けます。 2021年には兵役を務めていた他メンバーも除隊し、再びSHINeeのパフォーマンスを披露しました。 そして、2021年5月末、いよいよテミンも入隊します。



人間の二面性。

それは人間の深みであり、魅力です。
そこにギャップがあれば萌えます。 ここではテミンの二面性を深掘りします。

 

最高のマンネ(末っ子)とヒョン(兄貴)たちとの絆


多くのK-POPアイドルグループがそうであるように、SHINeeもデビュー前から数年間メンバーで共同生活をしていました。 最初から特別仲がよかったわけではないという彼ら。 それでも長い時間苦楽を共にし、もはや家族です、と語ります。 メンバーそれぞれが全員と本気の喧嘩を経験しているといいます。 本音でぶつかり合って絆を強めてきたことがうかがえます。

グループ最年少のテミンはメンバーから可愛がられる存在です。 お肉が大好きで口いっぱいに頬ばって食べる姿には癒されますし、すぐに物を紛失してしまう危なっかしさには庇護欲をそそられます。 繊細で華奢な外見を裏切り、性格は男の中の男。 豪胆な気質が垣間見えますが、ドジと紙一重。 「テミンがやっちまったことを、鮮やかにフォローするヒョンたちが見事過ぎた例」は枚挙に暇がありません。

そんなテミンの成長はメンバーたちの目にも眩しく映るようです。 テミンの日本での初めてのソロ公演の際、全身ツアーグッズに身を包んだメンバーのジョンヒョンが、応援のために韓国から日本へ出国する姿がとらえられたのは有名な話。 また器用になんでもソツなくこなすメンバーのキーにいじられると、ムキになったり対抗心を燃やしたり(それでもキーには永遠にかなわない)、むくれている姿は完全に小学生。 ヒョンたちとのかけあいもSHINeeの公演では見逃せないひとコマです。 ソロステージで見せる神がかった妖艶な姿はどこへやら、天真爛漫で表情豊かな愛すべき弟なのです。

パフォーマンス時は封印される表情豊かなテミンがこちら。

 
 
 
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SHINeeとソロのギャップがハンパない


光輝く個性の集合体であるSHINeeの活動では、共同で作り上げる作品のなかでそれぞれが自身の役割を果たしています。 あれだけの個性を集団の中に溶け込ませる協調性に驚きますし、またテミンのような強烈な存在に負けない他メンバーの魅力もまたそれぞれに特異なのです。

リード曲はメジャー調が多く、SHINeeならではのカラフルでカジュアルな魅力に溢れます。 一方、ソロ活動でのテミンは「俺を見ろ」「視線ひとつで狂わせてやる」とでも囁くような、暴力的なまでの壮絶な色気を纏います。 艶かしい視線には、虜にならずにいられない無言の圧力を感じるほど。

じわりじわりと浸食していく、そんな危うさを孕んだ中毒性。 リード曲はマイナー調が多く、落ち着いた黒や赤といったシックなイメージです。 説明なしにそれぞれの映像を見せられたら同一人物であると気付かない人も多いのではないでしょうか。



身も心も大人の男性へと成長したテミンですが、雄々しさと共存する中性的な魅力についても触れざるを得ません。 蝶のように舞い蜂のように刺すその官能美を目の当たりにすると、もはや性別という概念そのものが意味のないものに思えてしまします。

抗えない中性的な魅力


二十歳を過ぎたあたりから男性は筋肉に厚みが出てきますが、テミンも例外ではありません。

もともと太りにくく華奢な体質だと自身も評していますが、積極的にトレーニングに励みしなやかで美しい筋肉をまとうようになりました。 パフォーマンスではその肉体を惜しげもなく披露してくれますが、放たれるのは力強さやたくましさだけではないどこか繊細で優美な魅力。 ここ数年のソロ曲では男らしさより中世的な魅力が際立っています。


また「MOVE」という作品では、激しさだけではない中性的で艶めかしいダンスが注目を集めました。 その癖になる中毒性は、多くの人々の日常生活に支障をきたし大きな話題となりました。 芸能界では後輩アイドルが練習している姿がとらえられたり、彼ら自ら敬意と愛情をもってSNSでカバー動画を披露したり、一連の社会現象は「MOVE病」という新語をも生み出しました。



「禁断」のその先へ


テミンのソロ曲にはどこか倒錯的な香りのする作品が多いです。 初めてのソロ公演が日本武道館で行われましたが、「DOOR」のパフォーマンスはもはや伝説。 半裸緊縛目隠しのテミンが登場した時の衝撃といったらもう……ッ!!! 筆者は語彙を失いただただはぁはぁしていましたが、会場はどよめいていました。 ワンコーラス終わるまで観客のどよめきで曲が聞こえない経験など後にも先にもありません。

 

 
 
 
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このパフォーマンスこそ「インモラル」「背徳的」「禁断」(歌詞にも登場します)といったワードとテミンを結びつけてしまう所以かもしれません。 テミンがこれらの世界観を表現するなら、淫猥でいかがわしいイロモノではなく、普遍的な美として昇華してくれるに違いない。 そこにあるのは芸術であり、魂のカタルシスである。そう信じさせてくれるテミンです。



さて、いかがでしたか? テミンの魅力の1パーセントも紹介できた気がしませんが、SHINeeを知らない方にテミンを知っていただける足がかりになれましたら幸いです。 また、SHINeeを愛する方に少しでも共感いただけたらこんなに嬉しいことはありません。 2021年5月末、テミンは入隊します。 しばらく会えませんが、またひとまわり成長した姿を見せてくれる日を、無事を祈りながら待ちたいものですね。 最後までお読みいただき有難うございました。

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