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BL好きであること、周りにどう言ってる? やっぱりBL好きは隠すべき?

2021/04/28 20:00

BL好きはなかなか言いにくい……けど、友達は欲しい……!



突然ですが。みなさん、BL好きであることを公言していますでしょうか?
友人や恋人、家族など……バリバリ言ってるよ! という方もいれば、死んでも言えないという方もいらっしゃることでしょう。
筆者はBLコミックに関する感想を誤って家族LINEに投稿し、死ぬ思いをしたことがあります。もちろん気付いた瞬間既読が付く前に取り消しました。間違いなく、削除までの動きは私史上最も俊敏です(笑)。

最近は、ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』の影響もあり、、BLの存在がメディアに取り上げられることも増えてきました。しかし、BL好きについて特集する番組が放送されると、Twitter上で必ずと言っていいほど「やめてくれ」という声が上がりますよね。やはり、BLファンの間では「そっとしておいてほしいもの」というイメージが定着しているように感じます。

そこで今回は、BLファンは自分の趣味を周りにどのように伝えているか、について考えてみたいと思います!


普通に伝えている派


先日、筆者が体験したことなのですが……。目ん玉が飛び出るほど内心驚いたので、少し共有させてください。


久々に会う友人たちと食事をした時、女友達2人が「普通にリビングでBLドラマ見るよね?」「まぁリビングのテレビが一番画面デカいからなぁ」と笑いながら話していました。(えっ、"リビングで"BLドラマ見るの??? しかも君たちBL好きだったの!?!? しかもナマモノ!?)と筆者は驚愕。私はオタクであることこそ隠していませんが、BL好きであることは隠している人間なので、驚いたのはもちろん突如展開されたBLの話題に頭の中はパニック状態。こんなにオープンにする人もいるんだ~……ととても驚きました。
話を聞く限り、その子たちはBLマンガを読んだりするわけでもなさそうで…。身の回りのBL好きはBLマンガや二次創作を楽しむ人だけだったので気づきませんでしたが、どうやら「映像だけ派」もいるみたいです。

完全にオープンにする人は比較的多くないかもしれませんが、「BL好きも1つの趣味」と考えている方もいると思います。そのような方は、趣味がたくさんあってその中の1つとしてのBL好き、という考えなのかもしれません。BL好きへの熱中度が上がるにつれ、隠す傾向があるように感じます。いや、例外もあるか……。

限られた人にだけ…派



筆者は完全にこちらです。BL好きの友人にしかバレていないという不思議現象。BL好きの人というのは、オタ話をしていると同士だとなんとなく分かってしまうものですよね。筆者はなぜこの現象が起きるのかいまだ分かっていません。どこからそんな雰囲気が流出しているんだ……。同志以外に感知されていないことを祈るばかりです(笑)。同志の気配を感知した時に使える、筆者的BL好きリトマス試験紙は「攻めの反対は?」という質問。「守り」と答えられたらそのまま対義語当てゲームを続行してごまかし、「受け」と答えられたら速やかに握手しましょう。

筆者は母親には腐バレしていますが、父親と兄には言っていません。しかし実は最近、兄にも私と似た兆候を発見いたしました! BL小説原作のブロマンスアニメ『魔道祖師』をたいそう気に入ったようなんです。それを目ざとく見つけた私は、一緒に同じ原作のドラマ『陳情令』を仲良く視聴しました。兄はきっとBLというジャンルを知りませんが、BLを知らない兄とBL小説原作の映像作品を見るというのは何だか不思議な気持ちです。これを機に、私もじわじわ堂々とBL趣味を表現できるようになれば良いのですが……。
 

完全に隠す派



BL好き歴が長い方は、同じ趣味の人以外には完全に隠しています! というケースが多いのではないでしょうか?
恥じているわけではないけれども、BL好きはオープンにできない、という方をよくお見掛けします。ユーザーの皆さまは、2か3のどちらかに属する方が多いのでは……と踏んでいますがいかがでしょうか?
 
実際、結婚してパートナーや子どもと一緒に住んでいる方で、完璧に隠しているという方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか……? 「BL趣味があることは伝えているけれども、中身までは見せたことがない」という方が比較的多いのでは……? と思っているのですが。

逆にパートナーと一緒にBLを楽しんでいる、という方ももしかしたらいるかもしれません。BL好き男子まではいかなくとも、『おっさんずラブ』は一緒に観ていた! という声も身の回りでよく聞きました。

近年、潜んでいたBL好きが地上に顔を出す機会が多くなってきました。『おっさんずラブ』『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』が人気爆発したことで、ボーイズラブというジャンルの知名度があがり、知らず知らずのうちにBL好きデビューを果たした方も大勢いたことでしょう。
また、丸木戸マキ先生の『續・ポルノグラファー プレイバック』が映画化し、BLに目覚めた主婦の方を、SNSで多く目にしました!

コミックや小説からドラマCDになる、という展開に加え、実写ドラマや映画、アニメにメディアミックスされる機会も今後増えていくことでしょう!
突然明るい場所に引っ張られ戸惑いもあるとは思いますが、それらのお陰で友人や家族とBLについて語り合うようになれるかも、というメリットもあります。
もちろんオープンにするしないは個人の自由ですが、ちょっとずつオープンにしてみるのもいいかもしれませんね!

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