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「センチネルバース」って何?令和に来る「バース」はこれだ!!!
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2021/03/07 14:00
BL作品の装丁って、思わず目を奪われるような美しいものが多いですよね……。
今回は、上下巻完結のBL作品の装丁に注目。2巻だからこそ楽しめる装丁デザインをまとめました! 数ある上下巻装丁の中からいくつか抜粋してご紹介します。
メインの登場人物たちの性格が真逆な本作。それを表すような色使いや光の当て方……そなたは美しい……。構図をお揃いにすることで、シリーズものだとすぐわかります。
背景は挑戦的な白。しかし、本棚に置いていてもとても目立ちます。タイトルもこの空気感を邪魔せず引き立たせています。さらに、帯に到るまでこの空気感を死守している徹底ぶり。
お気づきでしょうか、二人の背の高さまで装丁で描かれている様子。こういう細部に胸をときめかせてしまう筆者でした。
こちらも上下巻で構図が同じに揃えられた、保険医と先生のBL作品。学習椅子に、スリッパ……よく見ると、学校が舞台だとわかるグッズが散りばめられてますね。
ストーリーとしては、保険医に教師が治療(?)してもらう話なのですが、教師が学生用の椅子、保険医が教師用の椅子に座っているのも、立場の差を表しているのでしょうか…?
こちらは、タイトルが入ってるのが2箇所。センターの小さめのスクエアタイトル、そして上下巻を並べることで堂々と背景にタイトルが並びます。
上下巻で構図が同じ作品。駅構内に立つ二人。よく見ると、季節感が変わっていますね。
イラストは、何気ない瞬間を切り取ったようなワンシーン。ポーズを決めてるでもなく、顔をアップにするでもない……とても自然体なイラストです。なんだったら、人物の表情はあまり見えません。
そんな余白が乙女の想像を掻き立てつつ、物語の二人の絶妙な距離感を演出しています。
こちらも対照的なカラートーンとシンメトリーな構図でシリーズ感を演出。バビューン! と目があってしまう、パキッとした配色はどこの棚にあっても目立ちますね。
さらに、タイトルも対象的に配置し、繋げて読めるようにデザインされています。
後掲、「文字でシリーズを表現」グループもご紹介しますが、より印象的な「構図とカラー」にグルーピングさせていただきます。
シンメトリーな構図な作品。青春の甘酸っぱさが装丁から伝わってきますね……!
そして、帯がこちら。帯は一巻どちらかだけでは読めず、二つ並べると「やっとここまでたどり着いたね。」という文章が表れます。
上下巻そろえると、大きなタイトルが。それぞれの巻ではタイトル全文は小さく黒背景ですが、大きなタイトルは人物イラストよりもレイヤー上に載せ大胆なデザインに。
上巻はブルー、下巻はレッドでタイトルの文字を装飾しているのも、おしゃれですね。
上下巻でタイトル&帯が繋げて読めるようになっている作品。
アメコミを思わせるパキッとした配色とニュアンスカラー、文字、陰影と、見てて楽しいデザインに仕上がっています。
続いて、一枚絵がそれぞれ上下巻の装丁に分割されている作品です。本作はタイトルデザインも2冊繋げて読めるような演出がされていますが、本項で取り上げます。
はっきりとした陰影、そして陰影演出で多用したカラー…背景が白と思えないほど、カラフルな印象を受けます。
タイトルの擦れたような雰囲気と、美しく繊細なレタリックが物語にぴったり。
こちらも実は一枚絵!人物メインの構図で意外と気づかれにくいですが、背景やアイテムから、繋がりのある一枚絵ということがわかります。アイドルBLらしい、キラキラ前回の装丁。
本作の内容では、お互いの隣を死守したい二人。「2冊並べてこそ」という装丁の演出がストーリーとリンクするようで、とても味わい深い……!
シンプルが美しい、一枚絵イラスト装丁。雰囲気を邪魔せず、整えられたタイトルの字詰めが美しい。
上巻だけだと「この手はいったい…!?」と想像を掻き立てられます。
まず文字が目に飛び込んでくる、大胆&大胆なタイトル。まるで文字がメインでイラストがサブのような、漫画作品としては攻めの装丁ですね。
タイトルに隠れるようなイラストですが、非常に美麗。隠れているからこそ、目を凝らして注視してしまいます。
※こちらは「ふゅーじょんぷろだくと」発行の表紙で、現在絶版となっております。
今度は、時間軸が同じイラストですが、視点を変えたイラストの装丁。薔薇のブルー×ブラック、レッド×ホワイトと、色の演出も華麗です。
こちらもまた、想像をかき立てさせられるデザインや構図ですね……!