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最上級スパダリが平凡男子にほだされる…超バディ萌え小説『死香探偵』を推し続けたい

2021/08/28 12:00

『ホームズ』『火村英生』『MIU404』…バディに焦がれ続ける皆様~!こちらが次の沼でございます!

 

 

時に肩を並べ、時にぶつかりながら同じ目標に立ち向かう……互いのプライドを認め合った男たちの絆は、いつの時代も熱いもの。

シャーロック・ホームズシリーズや火村英生シリーズに代表される探偵×助手をはじめ、昨今ではドラマ『MIU404』や『ST 警視庁科学特捜班』など、警視庁を舞台にした刑事たちの関係性に多くの視聴者が悶え転げました!

また8月7日(土)からは、新ドラマ『准教授・高槻彰良の推察』がスタート。笑顔の裏に闇を抱えるイケメン准教授・高槻(伊野尾慧さん)と、他人の嘘を聞き分けられる耳を持つ大学生・尚哉(神宮寺勇太さん)の凸凹コンビが、日常に潜む怪異現象の謎を追うミステリ。不可思議な過去を持つ2人の「唯一無二」感や「秘密の共有」感がたまりません! 今夏大注目のバディ作品です♪

『准教授・高槻彰良の推察』の原作は、シリーズ7冊(番外編含む)を数える人気小説。ミステリ小説がバディ萌えの宝庫であることは知られていますが、近年はさらに「匂う」「萌える」コンビが次々と登場しているのをご存知でしょうか?

そんななかでも、長年バディ萌えを拗らせてきた筆者がいま激推ししたいのが、理系ミステリ『死香探偵』です! 研究に人生を捧げるエリートイケメンと、ある特異体質を持った主人公の青年。一見正反対の2人が交流を重ねながら、対等なパートナーになっていく……その関係性が最高に尊くてしんどい……!! しかし、 『死香探偵』に惹かれる理由はそれだけではありません。溢れんばかりの萌えの数々を皆さんと共有すべく、早速本作の魅力をご紹介していきたいと思います!

※『死香探偵』シリーズ4作目までのネタバレを含みます

 

◆目次◆
1.『死香探偵』ってどんな話?
2.『死香探偵』は萌えポイント過多~!(歓喜)
3.つまり『死香探偵』はしんどい
4.おすすめバディ小説3選

 

 
「Amazon」より

『死香探偵』シリーズは、2018年1月に第1巻『死香探偵 尊き死たちは気高く香る』が発売、現在4冊目まで刊行されている喜多喜久先生のミステリ小説。薬学が専門の喜多先生は、元製薬会社の研究員という経験から理系キャラクターが活躍する物語を多く執筆されており、同作はそのうちの1冊です。イラストはミキワカコ先生。


第1巻あらすじ
特殊清掃員として働く桜庭潤平は、死者の放つ香りを他の匂いに変換する特殊体質になり困っていた。そんな時に出会ったのは、颯爽と白衣を翻し現場に現れたイケメン准教授・風間由人。分析フェチの彼に体質を見抜かれ、強引に助手にスカウトされた潤平は、未解決の殺人現場に連れ出されることになり!?



登場人物

 

 

桜庭潤平(さくらば じゅんぺい)
25歳(1巻当時)のフリーター。人が亡くなった現場などの掃除を行う「特殊清掃」のアルバイトを重ねるうち、いわゆる死臭を食べ物の匂い=「死香」として感じるようになった。女顔で童顔で小柄。女性や学生に間違えられることにコンプレックスがある。特異体質を風間に見抜かれて以降、助手として彼の研究の手伝いをすることに。

風間由人(かざま よしひと)
東京科学大学薬学部・分析科学研究室の准教授。長身、スタイル抜群、恐ろしく整った顔立ちでと人目を惹く存在。分析フェチで、潤平との出会いをきっかけに死香の研究に人生を捧げる。分析学のノウハウを生かし警視庁の犯罪捜査に協力している──というのは表面上で、実際は事件現場で研究のためのサンプルを入手することが主目的。事件解決は副産物に過ぎない。大企業の御曹司でもあり、言動がかなり常人離れしている。

潤平の体質と2人の関係

 
「Amazon」より

一般的にひどい悪臭である死臭が、ありふれた食材の香りに感じられる潤平。特殊清掃に訪れても、「今日の現場は摘みたてのイチゴの香りだな」などと平気でいられるため、アルバイトをする上では最強のアドバンテージとなっている面も。

ただし、彼はその体質の代償として「死香を嗅ぎすぎると食材の方が悪臭に感じられる」という副作用に見舞われます。たとえば白米の香りがする現場に長く接すれば、ご飯の方がひどい悪臭に変化してしまい……。風間にその体質を買われた潤平は、「悪臭になった食材を研究の成果によって食べられるようにしてみせる」という彼の言葉を信じ、「向こう30年間、風間の死香研究に協力する」というトンデモ専属契約を結ぶことになります。

ストーリーの要! そもそも「死香」って?

 

特別な人間だけが感じ取れる、亡くなった人間が放つ臭気成分。腐敗の進行度によって強さを増す死臭とは逆で、死亡してからの期間が短いほど強く放たれ、時間の経過で薄れてしまいます。また「死香」は人に付くという性質があり、事件性がある場合は、死の瞬間最も近くにいた人物=犯人に強く付着します。犯人レベルの死香は、洗い流す程度では落とすことが出来ません。これらの死香的特徴、そして分析の力を用いて、潤平と風間のコンビはあらゆる事件を解決に導くことになるのです。

さて、『死香探偵』の基礎知識をさらったところで、ここからは早速同シリーズの尊いポイントについて語っていきたいと思います!

 

 

物理的な距離感がバグレベル

 
まず挙げたいのは、風間の常識離れした距離感の近さ。初めて出会って数分と経たず、名前すら知らない潤平に壁ドン! かと思えば、会話の際には体が触れ合うほど隣り合って座り、さらに大切な話題になると押し倒さんばかりの勢いで潤平の肩を抱き、耳元に優しくイケボを吹き込みます。

第1巻の第1話目ですでにこれだけのことをやってのける風間が、それ以降黙っているわけがありません。

鼻先の距離や、なぜか壁に追いやられながらの会話は日常茶飯事、さらには膝枕、お姫様抱っこ、潤平の居場所を常にGPS管理……と、これでもまだまだ序の口で、巻数を数えるごとに2人の(主に風間からの)触れ合いも親密さを増していきます。

また、ちょっとした風邪や疲れといった体の変化で、死香の感知能力が鈍ったり消失したりしないかと本気で案じている風間。潤平が通い始めたジムに電話し、過度な運動はしないようトレーニング内容について無断で指示するなど、いささかやりすぎでは? と思うようなことも平気でやってのけます。

明らかに過干渉と思われる行動も、風間にとっては全てやって当然のこと。潤平の稀有な能力が失われれば「人類全体の損失になる」とまで言い切る彼には、そもそも過保護や過干渉といった概念が存在しないのです。

 

もちろん、そんな2人の様子を見て周囲が黙っているはずもありません。風間の研究室に所属する学生の間では、2人が恋人同士なのではという噂が囁かれ、刑事にすら「王子様とお姫様みたい」と評されるレベル。

ちなみに「恋人説は否定したほうがいいのでは?」という潤平の進言に風間は、「他人からどう思われようと、君には近くにいてもらいたい」ときっぱり……その潔さに潤平も迷いから解き放たれるのでした。ところで、この会話をしている場所は、風間が「誰かを連れてきたのは初めてだ」と語る特別な露天風呂 (無論2人きり)。何度オタクを悶えさせれば気が済むのか……。

 

精神的な距離も目まぐるしく進化!

 

では風間の距離感バグは誰にでも発動するのか? そんなことはありません!(大声)

警察の捜査に協力していながら、容疑者の名前も覚える気がない、研究以外には基本的に他人に興味を示さないのが風間のデフォルト。彼自身も潤平に対する気持ちは初めての感情であると自覚しており、そこに至るまでの過程も大変しんどいポイントなのです。

そもそも、風間は最初から潤平が特別だったのしょうか? 人生を捧げてもよいと思えるほど、潤平は風間にとって出会ったその時から「特別な研究対象」だったはずで、当然答えはイエスなのですが、それはあくまで潤平の能力について。

一見すると「研究対象だから大切だ」というのはあまりに割り切ったシビアな関係。しかし風間は「潤平の能力を守る」ためなら手段を厭わず、どんな時もその約束を最優先に貫いてきました。純粋でブレのないその探求心を目の当たりにしているからこそ、潤平自身も全力で彼に応えようと決意できたのです。


「Amazon」より

一方で、はじめは「体質を治したい」と風間に協力していた潤平。風間の熱意に戸惑い気味だった彼も次第に、真摯に研究に向き合う風間の期待に応えたいと思うようになり、それはいつしか「風間先生らしくあってほしい」というシンプルな感情に繋がっていくのです。なんだこの尊い2人……(涙)

 

育まれる2人の絆に震えが止まらない

 

出会って1年以上が経ったある時、潤平の元に不審な荷物が届き、それにより彼が何者かに危害を加えられる可能性が浮上します。身の安全を確保するため、風間は一時的にホテルに住まうよう潤平に指示しますが、潤平が街中で一人になったほんの一瞬を狙い、犯人は彼に薬品を噴きかけ、嗅覚を奪ってしまい……!

幸い、風間の尽力により嗅覚の喪失は一時的なもので済みましたが、この件をきっかけに、風間は潤平をより安全な自身の高級マンションに住まわせることに。潤平が知らないうちに手続きは全て完了しており、引っ越しというよりはほぼ連れ去り状態。あまりの超展開に戸惑う潤平。ブレない風間先生。思考が停止する私。

そして共に暮らし始めた頃から、2人の関係や言動には、さらなる変化が……。


「Amazon」より


一度関わった事件には出来る限り最後まで尽力したいと願う潤平と、安全が確保できないならば関わるべきではないと訴える風間との間で、ある時意見の食い違いが起こります。多忙で調査に同行できないため単独行動はさせられないと頑なな風間に、潤平は俯くことしかできません。

すると風間は、「君には自覚があるのか?」「その表情のことだ。君がそんな風に辛そうな顔をしていると、私は心の痛みを感じる。なんとか願いを叶えたいと、そう思わずにはいられなくなる」と意外な本音を吐露。せ、先生~~~~!

風間が「研究対象」である潤平に、一人の人間として大きく心を動かされていることが明白になり、心から叫ばずにはいられません。それに対し、クールすぎるほど冷静沈着な風間が自分の表情ひとつに影響を受けていること、様々なことに考えを巡らせてくれていることに驚き、シンプルに嬉しい、と感じる潤平。いやもう、本当に、この、無自覚……っ!(語彙力)

ちなみにこの一悶着の後、互いを名前で呼ぶ、呼ばないクエストも発生します。この尊いコンビ……もしかして萌えのテンプレートを全網羅するつもりなのでは???

 

 

「私にとっての家族は桜庭くんだけで充分だ」

 

これは将来のことに話題が及んだ時、「風間さんに子供ができたら、溺愛しそう」と零した潤平に対して風間が返した台詞です。特殊能力のことを差し引いても、他人である自分にここまで尽くせる風間なら、という何気ない潤平の発言に、風間は「今の状況にとても満足している。それをわざわざ変える必要性が感じられない」と真顔で語りました。

実は風間は、潤平が越してきた頃からずっと、夜中同じ時間に目を覚まし、彼が健やかに眠りについていることを毎晩確認せずにはいられないほど、桜庭潤平という存在に心を尽くしていたのです。潤平の平穏な寝顔を眺め、安堵するとともに確かに湧き上がる感情を自覚する風間。もちろん潤平はそんなこととは知りません。

大企業の御曹司として、決して一般的とは言えない家族環境で育ってきた風間にとって、血縁があるからという義務感ではなく、初めて心から大切にしたいと思えた「家族」が潤平だったのです。他人に興味のなかった完全無欠のスパダリ級イケメンが、いち青年との交流を通じて初めての愛情を自覚する……最高に最高に尊いと思いませんか?

風間の熱烈なアプローチに潤平が流されるような形で結んだパートナー契約。ですが、気づけば唯一無二のパートナーとして影響し合い、互いに成長していた2人。研究者と研究対象という枠を明らかに越えた感情、これを愛と呼ばずしてなんと呼べばいいのでしょうか……。

『死香探偵』の尊さ、お分かりいただけたでしょうか。今後、これ以上どんな萌え要素が飛び出してくるのか……もはやオタクは期待と恐怖に震えて待つことしかできません。この最上級にしんどい胸の内を、少しでも皆さんと共有できていたら幸いです!!!




さてここからは、おすすめバディ小説を3作品ご紹介したいと思います。『死香探偵』のように、キャラクターの個性が光りまくる十人十色のバディ達です!
 

不可思議な過去を背負った凸凹な2

准教授・高槻彰良の推察』作:澤村御影/イラスト:鈴木次郎

 

 

 

あらすじ
「怪異は、現象と解釈によって成り立つんだよ、深町くん」 人の嘘がわかる耳を持ち、それゆえに孤独になってしまった大学生・深町尚哉。なんとなく受講した「民俗学2」のイケメン准教授・高槻になぜか気に入られ、怪異に出会うとついテンションが上がってしまう彼の「常識担当」として助手をすることに。親しくなるにつれて尚哉は、高槻の瞳が時々夜空のような青色に変わることや超記憶能力を持っていることなどを知る。実は高槻もまた、幼い頃に奇妙な体験をしていたのだ……。

 

ダブル探偵!対等の立場ならではの掛け合いが萌える

ノッキンオン・ロックドドア』作:青崎有吾/イラスト:有坂あこ

 


あらすじ
インターホンもドアチャイムもノッカーもない探偵事務所ノッキンオン・ロックドドア。 戸惑うようなノックの音なら、謎を抱えた依頼人がやってきたしるしだ。 密室、容疑者全員アリバイあり、衆人環視の毒殺など、⟨不可能(HOW)⟩な状況のトリックを推理する御殿場倒理と、ダイイングメッセージ、現場に残された不自然なもの、被害者の着衣など⟨不可解(WHY)⟩な状況から理由や動機を解明する片無氷雨。 相棒かつライバルのダブル探偵が、難事件に挑む!

 

雇い主と助手? いいえ、飼い主とペットです

地獄くらやみ花もなき』作:路生よる/イラスト:アオジマイコ

 


あらすじ
怖いほどの美貌だった。雪のような白肌と漆黒の瞳と髪、白牡丹が吹きこぼれる厳かな和装に身を包んだその少年は、西條皓(さいじょうしろし)と名乗った――22歳にして人生に絶望する遠野青児(とおのせいじ)は、辿り着いた洋館で運命の出会いを果たし、代行業を営んでいるという皓のもとでなぜか助手として働くことに。代行業、それは化け物に憑かれた罪人を地獄に送り届ける〈死の代行業〉だった。そして、また今日も、罪深き人々が“痛快に”地獄へと送られる……。

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